白麹コーヒーに圧倒された
発酵マルシェで出会った白麹コーヒー。
読書のお供に淹れてみた。
豆はこんな感じ。
コーヒーオイルはゼロ、見慣れているこげ茶色の豆とは全然違った。
コーヒー豆に使ったことなんて一度もない表現だけど、「あなた、マットなコーヒー豆ね」って言いたくなった。
あと、質量的に軽い気がした。ミルで挽いたときは明らかに軽かった。
いざ淹れたみた。
コーヒー淹れてます!とわかるほど香りは立ち込めなかったが、いつもと違うことといえば、普段全くコーヒーに寄ってこないわんちゃんがクンクンしにきた。何か違う香りや成分が発生していたのかもしれない。
人間の嗅覚で分かる範囲で表現すると、香りが甘かったように感じる。
淹れてみたところ、見た目は何の変哲もないコーヒー。
…おいしい!
全てに丸みが出ているように感じた。酸味にも苦味にも、そして液体にも。だから甘味が引き出されている。
そして、喉を通った後口全体に残っているフレーバーが全然違う!なにこれ!麹による旨みが残っていると私はみた。
一般人の割には日頃からいろんな豆を挽いて飲み比べてみているのだが、この白麹コーヒーには感動した。
おいしいな、これはハマる。
読書のお供に淹れたはずなのに、本はそっちのけ、ただただ白麹コーヒーを飲んでしまった。
こんなに真剣にコーヒーを飲んだことはなかったな…
白麹コーヒー、もっと知られていいと思う。
自分で塩麹や甘酒を作って使ったりしているから「白麹×コーヒー」がどんなものかとたのしみで買ったが、期待を遥かに超えてきた。
なんだこのコーヒーは…
コーヒーもすっからかん、飲み干した。だけど「よし、本を読もう!」ともならない。
淹れてから1時間以上経った今も、圧倒され続けている。
誰かに話したい、飲んでもらいたい。だけど自分だけの「とっておきコーヒー」にもしたい。
そんな葛藤もちょっとあるけど、ぜひ同じ体験、感動を。
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