「大人の余裕」を持ちたい話。
最近、「空飛ぶ広報室」という作品を見ている。
この作品はどういった視点で見るのかによって、感想が変わってくるのでは無いかと思う。
具体的には...
・“自衛隊“という組織に対して“存在意義”についての視点
・一般的な社会の組織としての理想について考える視点
・自分の夢や目標に挫折しながらも成長していく視点
・ブルーインパルスや他の航空機の形状が目的にあった洗礼された美しい形状であるという視点
・3.11あの日の出来事に関して思い出す視点
そういった様々な感情や意見、考え方を芽生えさせてくれる魅力的な作品だ。
見終えて1つの感想をまとめるのが難しい。
そんな作品で、私は
“一般的な社会の組織としての理想についての視点”で、書いていく。
なぜかというと、ドラマで描かれる“広報室”はまさに誰もが憧れるユートピアだったからだ!
ただ、ご注意頂きたいのは、広報室のメンバーはそれぞれ悩みや葛藤、トラウマと言った社会の一般的な苦しみや生きづらさを感じていないわけではない。
むしろ、見た人は登場人物の誰かの苦しみに共感するところがあると思う。
そんな中でも、登場人物たちが前を向いて仕事に取り組む姿勢に対しての周りのサポートや組織の雰囲気がユートピアなのだ!
一言で言うなら“他を活かす組織”という点である。
これが現実では、なかなか出来ないし難しい。
なぜかというと、大小あれど、それぞれが自分の置かれた立場に適応することが簡単ではないからだ。
しかし、“広報室”ではそれを実現している。
実現できている理由は3つある。
①誰でも自由に発言できる職場環境
②鷺坂室長に対して皆が尊敬し、まとまっている
③鷺坂室長は広報室という組織を率いることに対して覚悟や責任を持ちつつも、大人としての余裕を兼ね備えている
この3つをあげると鷺坂室長がユートピアの「鍵」と言わざるおえない。
というか、言いたい。
そして、「鍵」の具体的なものは何か。
それは「大人の余裕」だ!
鷺坂室長は組織の雰囲気を明るくしつつ、
部下をよく観察している。
壁につぶかる部下がいれば、自分の価値観を押し付けるのではなく相手の気持ちを汲み取りつつも諭す。
道に外れる部下がいれば叱る。
そんな必要に応じて、組織のために行動できる余裕。
私はいつかそういう余裕を持った年の重ね方をしていきたいと憧れを持っている。
そこにはこんな思いがある。
私は未熟者で苛立ちが顔に出てしまう時があり、
そんな時、
「職場の他の人と上手な人間関係を構築したい。」という気持ちとで挟まれる。
その結果、自分が“苛立つこと”に対して許せなくなってしまうのだ。
このスパイラルから脱出したい。
そして、
大人の余裕を持った年の重ね方をしたーい!
noteの記事の途中で叫んでしまうくらいだ。
そんな「大人の余裕」を持ちたくなった時、ある先輩のあの言葉を思い出す。
「苛立ちを感じない訳じゃない。ただ、その苛立ちをどの様に伝えるのかで相手との関係は差が出る。」
大人の余裕とは相手を思いやり、伝え方を工夫することで自然と持つことができると信じて。
鷺坂室長への道は遠い。
皆さんもぜひ、様々な視点から「空飛ぶ広報室」を見てみてはいかがでしょうか。
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