【cinema】T2 トレインスポッティング
2017年53本目。
やっとここまでたどり着けたというような感じ。T2。元祖トレスポファンが待ち望んでいた彼らのその後。私は、その20年を経ての年月をどう感じたかというより、ただただ見ていて心弾むってこういうことか…!というのを純粋に感じられたように思う。このT2を観るために、前作をついこないだ映画館で見たので、永年ファンだった皆さんには負けるけれども、やっぱりいいものはいいよね!
1990年代ポップカルチャーを象徴する作品として知られる96年製作のイギリス映画「トレインスポッティング」の20年ぶりとなる続編。かつて仲間たちを裏切って大金を持ち逃げしたマーク・レントンが、20年ぶりにオランダからスコットランドに戻ってくる。そこでは、パブを経営しながら売春や恐喝で荒稼ぎするシック・ボーイや家族に愛想を尽かされたスパッド、刑務所に服役中のベグビーら、当時の仲間たちが未だに悲惨な人生を送り続けていた。主演のユアン・マクレガーをはじめ、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジら前作のキャスト・スタッフが再結集。(映画.comより転記)
私、主役のユアン・マクレガーより、何より気になったのがベグビー役のロバート・カーライルです。昔私が映画を見始めた頃のイギリス映画の常連で、決してカッコよくはないけど、華があるというか、彼が出ていたら間違いない、と思わせる俳優。小柄だし、線も細いし、大丈夫?みたいな不健康そうな感じが漂ってるのに、めちゃめちゃ生命力に溢れてる人だなと思う。4人の中で誰よりも気になってた。最近見ないよなーとか思ったり。そして、この作品でも違わず、絶好調、ベグビー!思わず映画見て、大好き!!と言いそうになってしまった。なかなかそんな俳優さんっていない。
↑ベグビーが出ている中でも大好きなシーン(笑)
ロバート・カーライル論ばかりじゃダメね。
今まで私は続編というものをあまり見たことがない。続編を見たらどこかしらガッカリする自分がいるから。ほんの些細なことでも気になって、自分の期待を裏切ると、観るんじゃなかったなぁと思ったりする。だから、続編を避けてきた。それでも見たいと思ったのは、20年前の作品をこの2017年にして初めて目にして、胸が高鳴ったからだ。これはもしかして、イケるのかも、と。
で、どうだったか。
カッコイイ!!むちゃくちゃカッコイイ!!
この色褪せ無さ感はどういうこと?やっぱり全てが完璧だ!安定感、スピード感、疾走感、抜群!でもね、前とそっくり同じままじゃないんだよ、それが。年を重ねての感覚が取り込まれてる。だから、すんなり受け容れることが出来たのかも。いつのまにか彼ら4人は、中年のおっさんになっていて、でも若かりし頃の気持ちはいつだって心の奥底にある。それがいい具合に表されてるの。
前と同じこと書くけど、やっぱり若い人たちに見てほしい!教訓めいたことは一切言わない。ジャンキー達のその後、だよね。そんなんタメにならんよ、と言う人はいるかもしれない。でもね、映画ってさ、こんなに楽しいものやねん。こんな仲間がいて、裏切ったり、信じ切ったり、離れたり、くっついたり。難しいこと考えずにさ、見てみて!って言いたくなる。
だからと言って、これが私の2017年ベスト10に入るかというと、それはまた別の話なんだが…。でもホーント楽しかった!
っていつ見たやつよ、コレ…。3ヶ月前くらいかも。頑張って20本ボチボチ書きまーす!
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