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2人だけの恋文
いつからだろう、人を信じれなくなったのは…
私は、握手会でアンチと言われる人達から攻撃をされ、心はボロボロになっていた。
そんな時に来てくれたファンの人で私の気持ちを癒してくれる人が現れた。
?「日奈子また鳳仙花飾るの?」
北「うん。綺麗でしょ?みり愛もなんか飾ってみたら?」
み「考えとく」
北「そろそろ始まるから後でね?」
私はみり愛と別れ、自分のブースへ
鳳仙花のをそばに置いて握手会を開始
「鳳仙花」
触れないで、短気、せっかち、心を開くが花言葉。
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それを知ってる人はいない
いつもの様に、愛想笑いをしながらファンと握手していると…
ス「5枚でーす」
北「こんにちは」
私は手を出すが握手をしてこない
?「こんにちは、きいちゃんの気持ち…わかるからこのままでいいよ?」
北「えっ?」
?「鳳仙花の花言葉」
北「……」
?「俺は白いエゾギクと青いエゾギクだから」
北「えっ?」
?「あと、紫のアネモネ?」
北「なんで?」
ス「お時間でーす」
?「またね、きいちゃん」
北「あっ…」
初めて私の気持ちを知って、その思いを笑顔で伝えてくれる人がいた。
「白いエゾギク」の花言葉
私を信じてください
「青いエゾギク」は
信頼、あなたを信じてるけど心配
「紫のアネモネ」は
あなたを信じて待つ
その後から、握手会があると必ず白と青のエゾギクと紫のアネモネが届いた。
ブログを更新すると
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「きいちゃん、ブログ更新ありがとう
紫のアネモネ」
とコメントを残してくれる
名前を見ると「○○」と書かれていた。
ブログを更新する時に、クリスマスローズの花の写真を最後に載せた。
クリスマスローズの花言葉は
「私の不安を和らげて」
そうすると…
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○「きいちゃんブログ更新ありがとう。シロツメクサ」
シロツメクサはクローバーがある所に咲く花
花言葉は「約束」
それからの私はアンチに負けることも無く活動を頑張った。
負けそうになる時にブログを更新すると彼が必ず励ましてくれる。
あれ以来握手会に来てないけど…
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み「日奈子〜」
北「どうしたの?」
み「ブログに花の写真載せてるけどなんか意味あるの?」
北「特にないよ〜」
み「嘘だね!花言葉でしょ?」
北「えっ?」
み「今日の花なんかねぇ〜?」
北「ちょっとみり愛〜!」
み「頑張れ!日奈子」
北「ありがとう…みり愛」
みり愛にバレてしまって恥ずかしかった
今日は来て欲しいと思っていると、彼の姿が見えた。
ス「5枚でーす」
北「やっと来てくれたね○○君?」
○「待たせてごめんね?」
北「はい!今日は手を繋いでよね?」
○「チューリップ。しかも赤とピンクって本気?」
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北「本気!早く繋いで?」
彼は恥ずかしそうに手を出した。
私は恋人繋ぎをした。
ス「お時間でーす」
北「あっ」
○「鍵閉めで来る」
彼はそう言うと剥がされた。
そして鍵閉めで○○君は約束通り彼が来てくれた
ス「5枚でーす」
北「おかえり〜」
○「た、ただいま…」
照れてる彼にまた恋人繋ぎをする
北「返事を聞かせてよ」
○「今はまだ頑張れるよね?だから頑張って?
きいちゃんの気持ちはすごいわかったから…
僕はブログと握手会に来て支えるから…」
北「ホント?」
○「紫のアネモネだから…」
?「へぇ〜かっこいいね?」
北「み、みり愛!?」
○「えっ?」
み「私のとこ終わったから来ちゃった」
○「もしかして…」
み「全部知ってるよ〜」
北「もぉみり愛!」
み「日奈子ちゃん照れてる〜」
北「みり愛うるさい!
次の握手会も来ないと知らないからね!」
○「来るよ、日奈子に会いたいから」
北「(な、名前…)」
み「日奈子だって〜」
北「もう!みり愛は邪魔しないで戻りなよ〜」
み「はいはい、○○君?日奈子をよろしくね?」
○「あははは」
北「もう〜、みり愛のバカ…」
○「まぁまぁ」
私達の関係は多分特殊だと思う。
秘密の暗号のような会話。
そして彼の優しさ
チューリップの花言葉も同じ!
赤チューリップは愛の告白
ピンクは愛の芽生え、誠実な愛
北「待たせちゃうけど待っててね?○○!」
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