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冬至とは?昔ながらの願掛けで運気アップ 


冬至(とうじ)とは?
日照時間が最も短かく、節目の日

   冬至(とうじ)は、二十四節気(にじゅうよんせっき)の中で、太陽が日本を照らす時間が一年で最も短い日を指します。
2024年の冬至は12月21日で、東京では日の出が6時47分、日の入りが18時21分、日照時間は約9時間34分でした。
一方、夏至(げし)はその逆で、最も日照時間が長い日です。
冬至を境に日照時間が少しずつ長くなるため、昔の人々にとっては新しい運気が訪れる大切な節目でした。


二十四節気にじゅうよんせっきとは?

 二十四節気は、太陽の通り道(黄道)を24等分し、季節の移り変わりを示した古代中国由来の暦です。
春分や秋分などのよく知られた節気のほか、白露(はくろ)や啓蟄(けいちつ)といった聞いたことがない名前もあります。
冬至はその一つで、1年の中で最も夜が長い日になります。


冬至とカボチャの関係


かぼちゃ

 冬至に食べるものといえばカボチャが定番です。
これは「運盛りうんもり」という風習に基づきます。
「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がるとされており、カボチャの別名「南京(なんきん)」がこれにあたります。
さらに、「ん」のつく食材としては、にんじん、れんこん、うどん、きんかんなども運盛りに適しています。


ゆず湯で無病息災


ゆず

 冬至の日にはゆず湯に入る習慣も広く知られています。
ゆずの強い香りは邪気を払い、無病息災を願う意味が込められています。
さらに、ゆずの木の長寿から長生きへの祈りも込められているといわれます。


冬至の重要性は世界共通!

 冬至は日本だけでなく、中国では「一陽来復(いちようらいふく)」と呼ばれ、悪いことが終わり幸運が訪れる日とされます。
太陽の光が少しずつ増える転機は、世界各地で新しい希望の象徴として扱われてきました。

 現代のように電気がなかった時代、太陽の光は生活の中心でした。
冬至の持つ特別な意味は、自然の移り変わりと人々の期待が結びついて生まれたものなのです。


まとめ

 冬至は、季節の変わり目を感じるだけでなく、運気を上げる食材や行事で厄払いをする貴重な日です。
かぼちゃやゆず湯を楽しみながら、古来から受け継がれてきたこの伝統を伝えていきたいですね。

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