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所持金6万円。15年間放浪の絵描きしてきた女。

はじめまして!
つばきのハチャメチャジェットコースターライフ
※私のマネはしない方がおすすめです
命にかかわります。恥をかきます。

 初回は生い立ち 家出の計画をしたためます。

 次回から3回に渡って
人は独りでは生きていけない
自由に生きるという事とは
ハロー、グッバイ、グッラックという記事を書いてみたいと思います。
 どうぞ宜しくお願い致します。

生い立ち 家出の計画 
 私の実家は一般的な現代の家族より少し、いや、かなり厳格な家だった。
 ひいお婆ちゃん、お爺ちゃん、婆ちゃん、お父さん、オカン、兄(ニー)。

 年功序列、男尊女卑、私は一番下なので、ニーと喧嘩すれば、
 お前は下やから立場をわきまえろ。ですわ┐(´∀`)┌ヤレヤレ
 しかし、三つ指立てて土下座する事や、逆らってはいけない。
 これが当たり前で悔しいという感情が抜けていた事が
 後の人生で役に立っている。

 中、高と私はバンド活動をしていた。ドラムスめである。
 仲間はそれぞれにプロ志望だったりした訳だが、
 いつまでも田舎でグズグズと先輩に一生ついて行きます!とか言っちゃて
 (一人だけプロベーシストになりました!) 
 周りの女子は直ぐに色目を使い、
 男子共はみんな穴兄弟。 
 
 こんな狭い街、出て行ってやる。と思わない理由が無かった。
 ちなみに私が絵を描いていた事は
 当時3人の友人にしか明かしていなかった。
 音楽を隠れ蓑にして絵をひたすらに学んでいた。
 
 進学は勿論美大志望だ。親に行きたい。と告げたら、即答で
 「行くな。お前に才能があるとは思えへん。好きなら尚行くな。」

 10年以上続けていたクラシックバレエをいきなり辞めろ。と
 言われた時と同じだ。「はい。分かりました!やめときます!」
 と答えた心の中で(ほな、好きな所に行って好きに絵描いて暮~らそ♪)と
 呟いていた。

 高校の頃、問題作になった「完全自殺マニュアル」が出版された。
 姉妹本で「完全失踪マニュアル」というのも出た!
 私はこの本で出来うる事を真似、成すべき手段を打った後、
 2階の窓からロープでボストンバッグを裏道に降し、
 小さなバッグを持って、夕暮れ時、
 オカンに「ちょっとだけ先輩のとこ行ってきます」と告げ
 裏に周り、よっこらせ!とバッグを担いで旅に出た。


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