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【2025年2月】イノシシラーメン会~次郎風×ジビエ~

こんにちは!農工大狩り部のYです。
今回は初の試み、イノシシラーメン会の様子をご紹介します。

イノシシラーメンとは


イノシシの骨から出汁をとった、豚骨スープならぬ「猪骨スープ」のラーメンです。
次郎風に、ニンニクと醤油を効かせます。
(次郎系って言うと怒られそうなので、次郎風。)

本当は猪肉も買ってチャーシューや背脂タレを作りたかったけれど、予算が足りず、断念。今回は豚の力を借りまくっています。

とはいえ、次郎風ラーメン×ジビエの奇跡のコラボに変わりなく。
そのお味、気になりませんか?!

~ジビエとは~

狩猟によって捕獲された狩猟対象の野生動物の肉のこと。
農工大狩り部では、野生動物の個体数管理としての狩猟を学び、実践し、ジビエの魅力も探求しています。

過去のジビエ会の記事はこちらから↓

作る!

私が期末テストの勉強時間を惜しまず(惜しもう)ラーメン研究をして、考案したレシピでやっていきます。

まずイノシシの背骨と太腿骨などを茹でます。この骨は福岡県のジビエ屋さんから通販で購入しました。「骨だけ買うヤツ」いるんですね。

香味野菜も一緒に

目標は5時間煮込み。骨を砕いたり、圧力鍋にかけたり、試行錯誤しながらなんとか出汁をとります。イノシシラーメンの要です。
猪骨って硬い!野生動物だから強いんでしょうか。

髄まで味わいましょう

チャーシューは豚です。(小声)
醤油、みりん、香味野菜。結局目分量、それが我々のやり方です!

今年は猪捕れないかなー

煮込み中に同期が狩猟免許の勉強をしていました。頑張れー!

法規がちょっと難しいのよね

良い感じになったイノシシスープ。ブログでは一瞬です、、頑張って煮込んだんですよ本当に。

ギリギリを攻めるハッケンコウケン

ここで料理長が一旦抜けるそうです。
歯医者。

心細いところに、シェフが登場!
狩り部には料理長とシェフがいます。別の人です。
料理長は手際よし勘よしノリよし、ただし食欲なさすぎ。
シェフは腕前と知識抜群、ただしこだわり強め、猫好きすぎ。

お見知り置きください。

さあラストスパートです。

もやしを茹でるときは骨スープを少し混ぜると良い。Byシェフ

キャベツ高いよねー

ニンニクはつぶすと香りが良い。
Byシェフ

奥二人はわずかな猪肉を食べるために頑張っています。

ネギの辛みは水溶性。Byシェフ

チャーシューの厚みはこれくらいが良い。Byシェフ

チャーシューのタレに、大量のうま味調味料と脂をいれてラーメンタレにしました。

麺を茹でて盛り付け、完成です!

見た目と匂いは普通のラーメン

「ニンニク入れますかー」言ってみたかったやつです。
「マシマシで」言ってみたかったやつです。

食レポ

いただきます。
おいしい!
猪臭さは、まったく感じませんでした。香味野菜がばっちり働いてくれたようです。
美味しい醤油ラーメン、一応豚骨(猪骨)ラーメン、くらいの脂の量で、ギトギト過ぎず優しい味、でも頑張って煮込んだだけあって、しっかり出汁が出ていて、最高でした!

ジビエ生産において、猪の骨は余っている、何なら処分にかなりお金がかかっているものだと思います。ジビエの一部としてもっと注目されてもいいのではないでしょうか。ラーメンスープに使えますよ!

お椀は持参の約束。忘れた人には鍋で食べてもらいます。

荒ぶるシェフ、ガラの猪骨を漁る部長、騒がしいけど、楽しかったです。
あ、スープは飲み干しました。

猪の環椎

今回は同期会だったので、新年度幹部が集い、これから自分たちの代でやりたいこと等をたくさん話し合いました。
多分、食べ終わってから2時間以上しゃべっていましたね。
そんな私たちのこれからの活動にご期待ください。

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