■3秒以内に、5桁の数字を入力せよ!
知床の観光船遭難事故で、船長と会社への罪が確定した。
先月、筆者は二級船舶免許の更新があり、講師から「あの事故により、免許取得のハードルが上がった」のだと説明を受けた。
しかしながら、筆者に言わせると、その措置は何の意味もないと思う。
車にしろ、船舶にしろ、事故の根源には飲酒がある。
免許取得時は、受験生はみな素面なので、試験を難しくしてもパスできる。
問題は、日頃の運転&操船の前に、アルコールを口にするかどうかであり、それは試験のハードルを上げる事では防げない。
そこで筆者は考えた。
全ての車両・船舶のスタートボタンを、ホテルなどでよく見るテンキーを利用しての暗証番号式にすれば良いのでは、と。
テンキー、つまり1から9まで、3×3の入力機器の上にデジタルでディスプレイで、毎回ランダムで5桁の数字を表示する。
例えば「58324」
このランダム生成された数字を、3秒以内にテンキーで入力する事で、エンジンが始動できる。
酔った頭の人間は、3秒での入力は不可能だ。
テンキー装置を設けずとも、昨今のEV車はタブレット画面を備えているので、そのモニター画面に3×3のテンキー画面を表示、そこにタップする仕組みにしてもいい。
この仕組みにより、飲酒運転、飲酒操船がなくなり、年間数十人の命が助かるのならば、検討の価値はあるのではないかと思う。