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サブカル一人語り( 漫画、ラノベ編)

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ツカモト シュンが勝手気ままに一人で語るコラム、雑記。 基本一つの作品をテキストにして、サブカルチャーに関して語っていくスタイル。 漫画、ライトノベルなどをまとめたマガジン。
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2020年9月の記事一覧

今だから読み直したい『BREAK-AGE』 ~ゲームを通しての青春と同時にゲームの在り方を説いた

■昔のゲーム漫画と近年のゲーム漫画『ゲーミングお嬢様』、『対ありでした。』などの漫画を読んでいると、自分が子供の時に読んでいたファミコン、ゲームをプレイする漫画が如何に荒唐無稽だったかと感じてしまう。いや、それはそれで面白いかったのだが。 確かに『ゲーミングお嬢様』も荒唐無稽という声もあるだろう。それは認める。 しかし、昔はそれよりもひどく、実機で再現不可能の事を堂々と語って都市伝説としたり、今の格闘ゲーム論で「死ななきゃ安い」もびっくりで無理な逆転劇も多かった。(むしろ

『サイバーパンク・ブーム』の前触れ? ~第33回ファンタジア大賞を追う

つい先日、『サイバーパンク・ブーム』が来る事を語ったのだが、第33回ファンタジア大賞受賞作から「ファンタジー×サイバーパンク」をテーマとした作品が大賞を取ったことに私自身少し驚いてしまった。 さて、今回は受賞作をまだ読めないまでもあらすじ、選考評から今後来るであろう、『サイバーパンク・ブーム』と絡めて見ていきたいと思う。 ■大賞『剣と魔王のサイバーパンク』【富士見書房ファンタジア大賞WEBサイト 第33回ファンタジア大賞 受賞作発表!!】 第33回ファンタジア大賞、1,

今『キン肉マン』で起きている事と他でのケースはどうなっているのか

今、『キン肉マン』で起きていることはいささか、厄介なことになっている。 他でしっかりと背景を含め問題点を書かれているため、自分も詳細に書いても重くなるだけなので、軽く触れながら語らせて頂きたい。 そのため、抜け等が多くありますが、あくまで自分のお気持ち表明程度でご理解して頂ければ助かります。 たとえ軽い気持ちであったとしても、漫画のスクリーンショットをSNSやブログに著作権者の許諾無く投稿(アップロード)する行為は、法で定める一部の例外(※)をのぞき、著作権の侵害にあたり

『このライトノベルがすごい!2021』がヤバイ!! ~クリエイターコミニュティの強大化

トレンド入りした『黒星紅白先生』に関しては時雨沢恵一氏が言う通り、『キノの旅』の新刊がすぐに出るわけでも、『サモンナイト』の新作が発表されたわけでも無い。 (サモンナイトシリーズを手掛けた人による新作が出ることは、前日に発表はされていたが) で、トレンド入り理由に関しては黒星紅白氏がデザインを手がけるVTuberが発表されたことが切っ掛けである。 今は時雨沢恵一氏がネタにするほど、イラストレーターの名前がトレンド入りする理由はライトノベルなどではない。それほどまでに昨今の