【内観力と目的】現場で感じたこと
新年1つ目のnote記事...ようやく重い腰が上がりました、たかはしです。
昨日まで現場でたくさんのことを学び、そのことを久々にnoteを書こうと決意しました。書きたいことは山ほどありますが、絞って書きます。
以前の記事で自分の体の状態を把握してほしい旨を投稿しました。【その記事はこちら】
以前に書いていたならばなぜもう一回書くのか、それは今回の現場で大切さを改めて実感したためです。トレーナーとしてということもそうですが、社会生活においいて人として必要な力であり、現代社会の便利さによって疎かにされてきている部分ではないかと強く感じました。
ではここから掘り下げてお話ししていこうと思います。
【内観力】
内観力とは、"自分の内面を観察する力"です。以前の記事では「己を知れ」と表現しました。
体、そして心。この2つの面から自分がどういう状況なのか、どう感じるのか...
これを読んでくださっている方は、今少し時間をとって感じてみてください。
今、体はどう感じているか...心臓の拍動、体温、筋肉の張りや力み、痛み、重み色々と項目はあるかと思います。
では、心はどう感じているのか...イライラしている、落ち着いている、落ち込んでいる、余裕がない、こちらも表現するのが難しいかも知れませんが、1つに絞る必要はないので感じてみてください。
僕はこの内観力は、日頃の訓練によってより解像度が上がっていくと思っています。それには今まで自分に向き合ってきた時間や頻度、質、が大きく関わってくると思います。例外として、他の人よりも内観力が低い原因がある方もいらっしゃいますが、今回は割愛します。
トレーナーとしての意見で話を進めます。
僕の場合、クライアントに主訴や要望、体の状態を聞いた上で評価(=どこがなぜ主訴を起こしているかを見つけること)を行います。
ここでまず内観力がない場合、適切な主訴になりません。いつから主訴が出ているかわからない、左右の違いがわからない、もっと言うと内観力がなくて怪我をするまで気づかないこともあります。
こうなると当然ですが、評価の難易度が上がってきます。
その評価のもとに治療を行うので、評価にミスがあった場合適切な治療ができないのは明白です。
また、時間が限られているので評価にばかり時間をかけてもいられません。
評価の段階で僕は、体に起きている変化を正直にフィードバックしてもらうように伝えます。「良くなった・悪くなった・変わらない・わからない」この4択です。
これも内観力がとても大切です。僕がいくら良くなったと思っても、クライアントが感じていない場合は評価が適切ではないし、僕があんまりよくないと思っていてもクライアントが良いと思えばそれが適切な評価となります。
ここまで書くと伝わっていると思いますが、僕の仕事は僕一人で施術して完結するものではなく、「クライアントと一緒に原因を探して良い方向性を探していく」というのが大前提となっています。
【目的】
話は変わりますが、目的とは成し遂げようと目指す事柄です。
目的が明確でない、目的がすり替わっている、というのを良く目にしてとても気になっています。当然僕も自分でそうなっていることがあり、戒めのために書きたいと思います。
トレーナー目線での話でいくと、
痛みをとって欲しい、疲労をとって欲しい、この目的(=主訴)があって対応します。
マッサージや鍼灸などの手技に関しては目的ではなく手段でしかないんです。痛みをとる、疲労を軽減する、その目的のために必要だと判断した場合に行う手段です。
これは良し悪しではなく、僕らの業種としてはあくまで評価もマッサージなどの手技も目的を成し遂げようと目指す過程であり手段であって、目的になることはないんです。
例外として、マッサージや鍼を経験するという目的の場合はありえます。
僕がとても大切にしているコミュニケーションに関しても同様にいえると思っています。
知りたいこと、わからないことを聞く際に相手にどう質問したら適切な答えが返ってくるのか、質問側のコントロールがすごく大切です。
あまりに漠然とした質問だと何を答えたら良いのかわからないんです。
質問だけでなく挨拶や話の内容もなんのためにコミュニケーションをとって、その何かのための手段がコミュニケーションであるということを忘れてしまいがちです。
このコミュニケーションに関してはまた改めて別の記事として書こうと思います。
【内観力と目的】
上記の内観力、目的が僕の仕事であるトレーナー業、治療業において
クライアント側にも欠かせない要素であると強く感じています。
クライアントと施術者が一緒になって、主訴を取り除くという目的に進む。
そこには【内観力と目的】どう関わってくるのか。
再度まとめます。
主訴を取り除くために、何が原因なのか評価をして、どの手技を用いたら目的に到達するのか選択し、実際にアプローチする
主訴:クライアントの内観力、施術者の質問力依存
主訴を取り除く:目的(両者が関与)
評価:クライアントの内観力に依存
手技の選択:施術者の手札の数、実力に依存(クライアントの好みあり)
アプローチ:施術者依存
僕の中では上記のような印象で仕事をしています。
【最後に】
去年末から今年初の現場に帯同して色々な刺激をたくさんもらって感じたことを思い立って久しぶりにnoteを書きました。久々だったからなのか、もともとなのか...あまりにまとまらなくて何が目的なのかわからなくなることもありましたが、とにかく自分の今の考えを文字にすることにしました。
とても読みづらく内容があるかどかわからない文章となりましたが、これはもう完全に自己満です。
でも思考を整理するためにもまた少しずつ自己満のnoteを書いていこうと思いました。