アフリカから緊急帰国するまでの道のり
今回はアフリカから緊急帰国するまでの道のりを書いていきます。
これはアフリカのルワンダという国でのエピソード。
(ここから学んだことは次の投稿へ)
最初にお伝えしますが、ここから書くことは全て実話です。
ルワンダに滞在していた時に大きな決断をしなければいけない状況にありました。
それは、コロナウイルスの影響で旅を中断しなければならないこと。
ルワンダに滞在していた僕は、本来ならアフリカを南下して南アフリカ共和国のケープタウンまで行く予定でした。
しかし、ルワンダを出発する2日前ぐらいに近隣国であるケニアの国境が近々閉まると情報が入りました。
ケニアは、ルワンダの隣のウガンダという国に行ってから行く予定だったので、この時点で旅の続行が厳しいと判断しました。
この時に今後どうするかを考えた時に出てきた選択肢が以下の3つ
①ケニアに飛行機で飛んで滑り込みで入国する
⇒シンプルに旅を継続できるかと思った。
②エジプトまで飛行機で飛んでエジプトで様子を見る
⇒エジプトは物価がめちゃくちゃ安いので長期間滞在しても金銭的に問題が無いと判断。また最悪の場合直接日本に帰ることができると思った。
③ルワンダに残る
⇒どこにも動かずそのまま様子を見ようと思った。
ここで選んだのは、②です。
①を選ばなかった理由は、ケニアに行っても帰国が難しくなるだけと判断。また治安的にもエジプトの方が安全。
③を選ばなかった理由は、シンプルにルワンダの物価が高くて長期滞在する余裕が無かった。
②を選んだ理由で大きな決め手になったのは、物価が安くて生活しやすいのもありますが、エジプトで出会って仲良くなった日本人の方がエジプトで滞在しているという所です。
その人は僕より年上の方ですが、この旅の中でもトップクラスで仲良くなれた方で、その人もコロナウイルスの影響で日本に帰れるか危うくなっていたので二人でエジプトに残って、のんびりしようってなりました。
次に「エジプトで様子を見た上でどうするのか」
①少し落ち着いたらエジプトから「南米」に飛ぶ
②大学に「復学」できるなら日本に帰国する。
③両方無理ならエジプトで沈没
これを軸に、「よし、ルワンダからエジプトに行く飛行機を買おう」となり、しっかり購入しました。
しかし、ここでまたもや問題が、、、
この航空券を買った5時間後にエジプトの空港封鎖宣言が発令
ルワンダからの便は空港が閉まる前に滑り込みで到着できる予定でしたが、
エジプトから日本に帰ろうとしても帰れない問題が発覚。
実際に、エジプトから日本に帰るには直行便もありますが、経由して帰国するのが一般的。
しかし、コロナウイルスの影響で他の国の空港も危うい。
そして先ほど登場した日本人の方もこれを知り、空港が閉まる前に日本に帰国することを決めました。
また、エジプトの空港封鎖宣言と同時ぐらいに南米のペルーなども国境を封鎖するとの情報が入りました。
そのため、この時点で南米に行けるかが不確定に、、、
それを受け、航空券を買って8時間後にはエジプトに行くのを止める決断をしました。
さぁここからどうしましょう。
次に僕が出した選択肢は
「日本に帰国する」
しかし、ここでも問題があります。
僕は大学を「休学」しています。
①日本に帰ってどうするのか
②学校が始まる直前に「復学」ができるのか
日本に帰るうえで、一番最初に考えたのは「復学」です。
エジプトで滞在してからのプランにもこの「復学」がキーワードでした。
本来の僕の復学予定は2020年10月からです。そのため、日本に帰ったところで「復学」ができないと帰る意味がないと思っていました。
というのも、半年間の時間を無駄にしてしまうのではないかという不安。
そのため、もし復学できないなら最悪の場合日本に帰らず、先ほど買ったエジプトの航空券を使ってエジプトで過ごすのもありかと考えてました。
そこでインスタグラムのストーリーで「復学」についてアップすると友達が反応してくれました。
そして、復学手続きの締め切りや申請方法を全て教えてくれました。
なんと「復学」の締め切り日がその日の2日後でした
そこで、友達から必要な書類(復学願)のPDFをすぐに送ってもらい、ルワンダの日本人宿で印刷して手書きし、それを写メって大学にメールを送る
しかし、時差があるため大学からすぐに連絡が来ません。(メールを送信したのは日本時間の夜中)
そのため、親に連絡して朝一で大学に確認してもらうようにお願いしました。
そして、親経由で「大学側が復学するための書類は大丈夫です」と報告を受けました。
はい。
これで日本に帰ってからは何とかなりそうです。
しかしまだまだ問題はあります。
ここからは、
「どうやって日本に帰るのか」
①さっき買ったエジプトまでの航空券を使ってエジプトに行きエジプトから日本に帰る。
②ルワンダから日本に帰る
ここで選んだのは②です。
エジプトから日本に帰国しようとして、航空券を調べるとロシア経由(長時間トランジット)が一般的。
旅中に、友達がロシア経由で飛行機を乗ろうとしたとき、VISAが無いから搭乗できないとチェックインカウンターで通達され、飛行機に乗れなかった話を思い出して、エジプト経由で帰国するのを断念。
また、ロシア経由の便とルワンダからエジプトに到着する便の時間がぎりぎりでそもそも難しかった
そして後日聞いた話だが、同じタイミングでエジプトからロシア経由で日本に帰国しようとした人は、ロシアまで行ったがそのままエジプトに返されたとのこと、、、
(今思えば、その選択をしなくてよかった、、)
またこの決断をする直前で、2週間以内にエジプトに滞在した人は帰国後強制的に2週間の隔離生活になるとのこと。
それを受けて、ルワンダから日本に帰ることを決意。
問題はいつ帰るか。
帰国する日を考えるため、航空券を見ているとサイトによって情報が違うことが判明。
それと同時に、販売している会社もめちゃくちゃ少なくなっている。
そのため、余裕を持って帰国しようとしたが、そんなことを考えている暇もなく、帰れる可能性が一番高い日を選択。
そして無事に航空券の購入を完了。
ここでこの選択が功を奏した。
この航空券を購入した3時間後になんと
2日後にルワンダの空港が閉まると報告が
僕が購入した航空券は空港が閉まる8時間前の便だったのでなんとか大丈夫でした。
ここで最後に、、、
この全ての出来事は3月16日から17日にかけての24時間以内の話です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。