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日本の文学史的には重要だけど、私的にはそうでもない作家たち・森鴎外

えー、ご無沙汰しております。
えー、別に何してる訳でもありませんが、なかなかnoteに気が向かず。
てことで、企画ものやりたいと思います。
日本の作家十人。
これ、選びたい。え? よく聞くって。まあ、そう仰らず。書くことないんですから。
で、その前に、日本の代表作家によく混じるけど、私的に(あくまでも私的にですから、怒らないでね)、そんな重要でない人、選ぼうかな。
 よく、日本の十人とかやると、この人たちが混じっちゃうんで、ホントのベストにならないんですよね。そう思いませんか。
 いや、わかりますよ。文学史的に重要な作家なんだって。文芸思潮として、この人がおらねば、新しい文学は生まれなんだて人。
 偉いっすよ。偉い! でも、それと小説がオモロいのとはちょい違う気がするんだよなあ。
 重要なんはわかりますが、日本の代表選手になりますか?て御方。その方あげて、残った作家でベストの十人選ぼうかなって魂胆です。
 て、これはオマエの好き嫌いじゃねえか!て言われそうですが。はい好き嫌いです。
 だから、重ねて言いますが、そんなに怒らないでね。

1、森鴎外
 ベスト10やると、必ず入ってきますね。漱石選ぶんなら鴎外も外せない、とか。明治の二大巨頭みたいに。
 軍医さんですよね。脚気がウイルスによる病気だと思い込んでた人ですよね。
 作家活動は、なんでも夜中起きてやってたらしいです。お風呂、入らなかったみたいですよ。あ、勿論タライに水汲んで、ゴシゴシ毎晩体擦ってたから清潔ですけど。よく知りませんが、武士たるものいつ何時何があるのかわからんから、それに備えるのじゃ。とかいった信念だったみたいです。武士じゃないのに。
(何にも見ずに、適当なうる覚えで書いてますから、間違ってたら、ガシガシご指摘くださいね)
 「舞姫」の踊り子エリス、あれは本当にあったようですな。日本にやってきて、こりゃ大変だてえんで、金握らせて、親戚中で追い返したとか。
 で、「舞姫」なんすが、、、これがつまらん!
 私、何読まされてますか! 何事ですか! 共感のきの字も浮かびませんがな。家制度ですか、今そんなもんありませんから、知りませんがな。悲恋の理由になりません!
 じゃ他、「高瀬舟」とか「最後の一句」とか。んー、テーマ小説っすね。菊池寛と変わらん。
「阿部一族」、「渋江抽斎」、これ、小説なん? 
「山椒大夫」は説教節で読んだ方がオモロい。
「ヰタ・セクスアリス」今読んでもねー、刺激がねー?
「即興詩人」、文体は綺麗やけど、まあ日本には泉鏡花いう文章お化けがおりますからなあ。
 てことで、日本に外国文学紹介した偉い人、でええんじゃないでしょうか。浪漫派の嚆矢とか。
 あと、幸田露伴、斎藤緑雨と組んだ「三人冗語」でしたっけ、あれやりながら、日本の小説の底上げに頑張った方ですな。人の悪口言うのは上手でした。あ、批評て言うのか。 
 軍隊とか文壇とかの重鎮でしたから、いろんな名誉にまみれた人ですな。で、死ぬ時、石見の人、森林太郎で死にたいと、遺言した。津和野の記念館に行くと、その遺言書のコピー、売ってました。
 で、私的に一番好きな作品は、というと「寒山拾得」かなあ。あとがきみたいにくっついてるエッセーみたいのも含めて、なかなかに味があるお作でございました。

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