ロンドンで免許を取った話②オートマ→マニュアル[グレードアップ]
①書き換え編で話した、日本免許からの書き換えは超スムーズ。でもオートマ限定免許は、イギリスの免許でもそのままオートマ限定。
■夫がマニュアル車を買ってくる
苦行は、ここから始まった。
いまでこそオートマ車が普通に走るようになったが、ヨーロッパではやっぱりいまだにマニュアル車が主流。もちろん車体価格も、オートマのほうが高いことになる。
オートマ限定という概念が理解できなかった夫は、彼が普段運転しているマニュアル車を買ってきた。誰もがマニュアルを運転できると思っていたようで...涙
■ならマニュアル免許とればいい
とサラリと言われ、しかたなく教習を受けることに。
NYでもそうだったが、ロンドンで自動車の実習は、いきなり路上から始まる。NYならLerner Permit、ロンドンなら first provisional driving licence を持っていて助手席に免許保有者が乗っていれば、路上に出れる。
私の場合は、UKの正式なオートマ免許を持っているので、それこそいきなり始めることができた。
■ネットで教官を探してコンタクト
教官と言っても、ほとんどがフリーランスで車を所有しているただのおじさん。正直、彼らにライセンス的なのが必要なのかもわからない。それくらい、コンタクト先に電話を入れて、家の前まで来てもらうアポを取る。それだけで実習開始。
家の前まで教習車で来てもらうので、彼らのローカルキャッチエリアみたいなのがあって、自分の住所を言うと、無理とか言われたりする。私は5人くらいコンタクトをして、3人から教習を受けた。
■教官をチェンジ・乗り換えが可能
あんまり合わない教官だったら、次からは違う教官を探せばいい。だから彼らも顧客維持に必死で、10レッスン先払いとかもあったけど、それほど安くなるわけでもないので私は都度現金払いをした。ロンドンだったからか、彼ら自身も多くが移民だった。コソボ人、インド人。
最初のコソボ教官は、いきなり失踪した。40時間のレッスンを受ければ、試験を受ける目安と聞き及び、2時間を20回受けるつもりで、終わりが近づいていた。
アポの時間になっても迎えに現れない。忘れたかアヤツ、と思って電話しても留守電。次の日になっても出ない。しまいには、娘と名乗る人が応答して、コソボ教官は理由があり故郷に戻ったと言われた。
■実地試験の予約がなかなか取れない
実地試験の予約はウェブで取れるのだが、予約可能枠が2カ月先くらいにしか出てこない。変更は可能なのでとりあえず取っておいて、キャンセルを待つ。キャンセルは通知されるわけでもないので、とにかく毎朝のようにサイトをクリックして、空きが出てこないかを探し続ける辛抱との闘い。
ようやく見つけた枠のために、仕事の休みも申請しないといけないし、何かと気苦労は重なる。
続きは、③マニュアル車試験編で
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◆今日の使ってみたい英語フレーズ◆
He has disappeared suddenly without saying anything.
彼は何も言わず突然姿をくらました。
I tried calling him without success.
彼に電話したが、出なかった。(圏外で繋がらない、鳴ったけど出なかったなど、話すことができなかった状況)
without は つながりが切れたイメージを持つとわかりやすい。「~なしで」という意味だが英会話の中で頻繁に出てくるので、慣れておくとつまずきにくいし、短く言いたいことを言えるよ。