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〔海外移住のきっかけ〕仕事辞めてロンドンへ行った話

現在、北イタリアに在住のTomokoです。イタリアに住みつく前はNY, London, 上海に住んだことがあり海外生活10年になります。まずは日本を出て、海外移住のきっかけとなった話をしてみたいと思います。

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■社会人4年目くらいからモヤモヤしていた。

会社員になって毎日プレゼンのアップデート、お客さんとの議事録、月末月初の計上締め切りにアクセク、というルーティーンをこなしながら、こころのなかでは焦りが積もっていた。

このままで満足なのかわたしは。海外で暮らしてみたい。

やばい、時間だけは過ぎてく。

■どうにもモヤモヤが晴れないので、辞めた。

まだ独身だしどうにかなると思った。東京から名古屋へ異動してからは、実家暮らしで家賃が浮いたので海外に出てみる軍資金はある程度溜まっていた。

辞めて1週間後には、ロンドンに飛んだ。15歳のときに叔父が駐在していたイングランドに家族で遊びに来たことがあった。その時に立ち寄ったロンドンの刺激はいつまでも褪せることなく私の海外志望の根底にあった。

ロンドンには高校からの親友が住んでいたので、有り難く2週間居候させてもらった。

ヒースローから地下鉄ピカデリーライン、ノーザンラインを乗り継いでタフネルパークまで。ロンドン北部に位置する彼女のフラットは、ハムステッドヒースからも近く自然の中にレンガでできた家が建ちならぶ可愛い街にあった。

■英語はたくさん勉強したけど、留学経験なし。

おまけにブリティッシュアクセントがやたらと聴き取れない。地下鉄、バス、街の位置関係もめっきりわからない。

でも旅行者だから、大学受験レベルの英語でもなんとかなる。

街に根付いて、暮らしていくのとはわけが違う。役所や病院で聴き取れない英語にハラハラしなくていい。

純粋に、初めて目にする街、アート、喧噪に囲まれている毎日は新鮮だった。

■ロンドンからリトアニアを経て灼熱のバンコクに寄った話は、次回へと続く

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◆今日の使ってみたい英語フレーズ◆

なんかモヤモヤする。という言い方、日本語らしいあいまいな表現。日本人同士ならわかりあえるけど、英語ではもっと状況に応じた「気持ちのありどころ」を表現して分かち合いたい。

I feel gloomy.  憂鬱だ。暗い気持ち。
I feel uneasy. 不安だ。不安定な感情。
I feel frustrated. イライラする。悔しい気持ち。
I feel depressed. 落ち込んでいる。気が滅入っている。
I feel upset. 気が動転する。うろたえる。

ちなみにロックダウン中の気持ちはこんな感じ。

I felt gloomy during the lockdown as I stayed at home for over three months. And I felt very frustrated as my husband never cleaned our flat. I felt upset whenever my daughter did something naughty.

ロックダウン中は3カ月以上も家にこもっていたので憂鬱だった。しかも夫は一度たりと部屋を掃除しないからめちゃくちゃイライラしたし、娘が何かいたずらするたびに動揺した。

flat はイギリスでいうアパートのこと。naughty は「いたずらな、やんちゃな」という意味で、こどもたちに対する表現でよく使う。発音がちょっと難しいˈnɔ:ti:(英国英語) ノァティ。こどもを連れたママが四六時中言ってる単語。