教育振興計画とは?
学校・教育UPDATEグループで最新の教育振興計画について情報をいただきました。
国の目指す教育の方向性がどう作られるのかを知れました。知っているようで知らないことを、参集なさった方から伺えたことは大変貴重な経験でした。
その中身や基本理念、問題意識について共感するところが多くありました。同時に多様な価値観を一つの方向にまとめることの難しさも感じました。例えばウェルビーイングについての「箇所で「日本人は~」「日本発の~」としなくてもいいのかもしれません。協調に幸せを覚える人も~個人の幸せを追求する人も~」のような方が実態に合うのかもしれません。
また、現行制度とのズレに問題意識を感じました。一方で誰一人置き去りにしないと言いながら、一方では大学入試、定期試験や評価、履修・修得に関する過度な表現、学年という時限など、差をつけたり、追い込んだりする制度自体は変わりません。すると、現場教師は理想に共感し、児童生徒にそれを標榜しながらも、実際には反対の制度を実行することで彼らの期待を裏切るもしくは両方ごまかす、もしくは片手落ちと言った状況に追い込まれています。この政策に共感し、行動しようとする人ほど無力感に苛まれるでしょう。
こういった心理的背徳感も教員を続けられないなと感じる一因かもしれません。日本の教育を前に進めて、ウェルビーイングを実現するためには、制度を変える立場の人たちが、現場の声に耳を傾け現行制度がもう持たないことを本気で自覚しすぐに行動に移すことが急務と思いました。
激変する世界に対応した教育はトップダウンでは無理です。追いつかないのもそうですが、追いついた人の見解をみんなが理解する頃にはもう次に進んでいます。ボトムアップを共有すること。常に更新すること。みんなが同じことをするのを求めないこと。
SNSの活用ももっと研究し進めるとこれも変わるきっかけになるように思います。
今日もいろいろ考える種をいただきました。
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