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チョコレートパウンドケーキ

1日半経ってからの試食です。

シュガーバッター法で作ると空気をたくさん含ませるので気泡が入り、画像のように焼き上がりに穴があく場合があります。
焼き型へ詰めた時に竹串などでぐるぐると中の気泡を抜くようにすると、ある程度は穴があくのを防げます。
流動性のない生地なのでジェノワーズのようには抜けませんが。
フラワーバッター法のほうがきめ細かい焼き上がりになりやすいです。

食感はふわふわしっとりです。
バターに砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜた時に空気を含むのでふわふわになります。
ラップで密閉してから冷蔵庫に置いておくとバターが締まるので少し硬くなります。
なので室温に置いておきます。

焼き立ての熱いうちにグラン・マルニエを含ませるので中心部までしっとりしています。
アルコールはあまり感じません。
ほのかに香るオレンジの風味が濃厚なチョコレートに合います。
アルコールが苦手という場合は加熱してアルコール分を飛ばしたものを使うか、水と砂糖を混ぜたシロップを使うといいでしょう。

カカオ66%から70%への変更はほとんど分からないです。
40%のミルクチョコレートからだとかなり違いが出ると思います。
グラニュー糖からきび砂糖への変更も味の違いは感じません。
チョコレート感が強いからだと思いますが、プレーン生地で作ると違いが分かるのかもしれません。
グラニュー糖と上白糖やきび砂糖を比べると、グラニュー糖のほうが乾燥しています。
しっとり感はきび砂糖を使う方があるような気がします。


パウンドケーキはバター、卵、砂糖、粉を同量の割合で作るのが基本ですが、市販されているものは必ずしも同量とは限りません。
バターより粉の割合を若干多めにする場合が多いようです。

バターの代わりにショートニングを使っているものもあれば、バターとショートニングを混ぜたり他の植物油脂を使っていたりするものもあります。
ショートニングや他の植物油脂を使うと冷えてもバターほど硬くならないので、柔らかい食感を維持できます。
あとバターほど価格が高くないのでコストを抑えるという理由で使われる場合もあるようです。