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2024ゲーム締めくくり

Steamの全部Vついとる。


今年はかなり浮き沈みのある年でした。
まず、ここまで10年以上ついてきたFF14黄金のレガシーのシナリオ、演出があまりにもNOT FOR MEという事態に陥り、休止。「このままなら課金し続けられない」という強めの拒否が芽生えてしまったのが、本当に悲しい、寂しい事態でした。とはいえ続ける楽しみがないなら定期購読はできない。


FF14は元より、暁月のフィナーレ以降ログイン率は落ちていました。
「繰り返し遊ぶものにずっと同じ時間がかかる、繰り返すことで得られる成長や変化・ショートカット要素がない」というのがゲームとして自分と相性が悪く、これはヴァリアントダンジョンでも無人島でもフェイスでもそうだったのですが、飽きるし、この時間稼ぎをゲームを遊んでる時間としてカウントされるのは大分欺瞞だと感じてやらなくなった。ESOの初期の古遺物で抱いた感想が、よもや14でなぁ……。

一応ヴァリアントダンジョンはそれでも、黄金前に一念発起して全部隠しボスまでのソロ踏破はしたんだっけな。ダンジョンの地形からの判断、謎解き要素は面白かったものの、1回やったルートを浚いなおす時の雑魚戦繰り返しが本当に面倒で。初挑戦のボス戦時に効果なくていいから攻撃力・攻撃速度補正が欲しかったし、快適な繰り返しがしたかった。

(ここで、「凪の期間に課金するのあんま意味なかったな」という意識が芽生えます)


とはいえログインは月に数日~十日いくかどうか、ハウジングも完成して弄らなくなって久しい、その状態でも当たり前に課金し続けていたのは、今思えば「それだけ記憶に残る素晴らしいストーリー・ゲーム体験をさせてくれたから・またさせてくれるだろうから」があったからでした。

「俺たちの課金が〇〇に」構文がネットミームにありますが、まさにあれの感覚で、「次を期待するなら課金するものだ」、言語化するとそんな意識があったように思います。


しかして待望の黄金のレガシーのストーリー・ゲーム体験は、そんなプレイヤーが休止するほどのものでした

ストーリーに楽しみがない、明らかな質の変化に対しそれを認め改善を見込めるコメントも一切ない、凪の期間に楽しみがない、となると、もう残っているのは「これまで素晴らしい体験をさせてくれた」ことだけですが、それだけは今後絶対に変わることがない、ので休止に留めています。

作り続けられるだけに一区切りが難しいMMOを締めくくった暁月のフィナーレ6.0までは、RPGのシリーズものとして、最高の終わりを見せてくれました。ちょっと伝え聞くとガレマール編巻かれたようですが、それでも寒夜の有様をはじめとするプレイヤーを物語に引きずり込む緊張感ある演出の数々、なにより「決着」を見せてくれたのが本当に嬉しかった。

それだけに今後の布教のスタンスが難しい作品になっており、困ってます。悪い意味で、黄金であれだけの体験をした以上は今までのように鳴き声めいた「FF14はいいぞ」は言えない。しかし「FF14はいいぞ(黄金以外)」などはもう煽りに取られかねないし、かといって最新とはいえ全体からみれば1/6パッチがNfMなことで、それを味わわないまでの全てを否定するものではないし……等々。

そう悩む余地があるくらいには、まだ14は好きです。


もう「俺たちの課金が」とは言えない立場になりましたが、また課金したくなるような良い評判や姿勢、実装が聞けるのを祈るばかりです。



さてFF14という割と心の容量を大きめにとっていた存在が空いたことで、今年は例年に比べて色々手を出しました。

(黄金前)
・崩壊スターレイル

(黄金後)
・ゼンゼロ
・リバース1999
・AFKジャーニー
・VRising
・スルタンのゲーム(体験版)



大分こう喪失からの救いを求めてますね。

VRisingは記事も書きました。多分ウィンターセールもしてるんじゃないかな。難易度が弄れるアクションもので、建築好きな人にもおすすめです。


色々手を出したものの、大晦日の今でも遊び続けているのはAFKジャーニーです。

純ファンタジーの独自世界観、一昔前のディズニー映画のような温かみあるグラフィックデザイン。人形劇めいた世界の中で、各々プレイヤーごとにキャラメイクした「マーリン」を操作して様々な地域を旅をし、ストーリーが進められます。

戦闘におけるプレイヤー操作は「キャラを配置する」だけで、あとは勝手にキャラたちが戦闘してくれるタイプの放置ゲームです。


フィールド・戦闘時の視点は鳥瞰が主で、公式サイトTOPで見られるような横スク・距離感では無い一方で、キャラ画面はこんな感じにアップで愛でられます。基本的なキャラは全キャラ引ける仕様と、その中でも多様で好きキャラは見つけやすかろうデザイン。

キャラが個別育成ではなく、「設定枠の中で一番Lvの低いキャラに、枠外の他キャラの全員Lvが合わせられる」という共鳴システムがあり、実質育てるキャラは5キャラ分だけ、かつ5キャラ一括でLvを上げられるシステムも加わり、どんどん痒いところに手が届く開発がされています。

面白いなー快適だなーと遊んでたらベストiPhoneゲーム部門を受賞していた。さもありなん。


崩壊スターレイルはちょっと直前パッチのストーリーが黄金と似たプレイ体験だったものであやうい。がくがく眠りかけながら「まだ終わらんのか」と苦しみながら進めるところとか、特定キャラの言動に拒否感が出てしまうところとか。一年に二度こんな思いすることあるんだ。

とはいえこっちは元々「演出は紛れもなく凄いが、ストーリーはふわっとしている」という印象の作品で、14ほどの落差はなく遊び続けています。

ライブですらこの、なんか、凄い。一番印象的な曲からスタートしていますが、気になったら是非頭から。

こちらはまた「超常存在としての神」が根底にありつつ、独自のSF要素との合致のさせ方がお見事で、かつ超常存在と宇宙と星とを舞台にしているのについ混ぜたくなるだろうクトゥルフみが無い自我の強さが絶妙で。
キリスト教モチーフ要素は大体雑に悪にされがちなんですが、「神」に一家言あるこの作品、敵ではあっても素晴らしく描いてくれたのでもうファンです。

最初は「純SFかぁ」と思われるかもしれませんが、がらっと世界が変わる面白さがあるので、旅人の物語としておすすめです。宇宙ステーション、放逐された寒星の最後の文化圏、長命種の住まうSF×古代中国風の舟、レトロできらびやかなネオンの夢都市ときて、次の舞台はギリシャ神話だ!



もちろんESOも引き続いて遊んでいます。今年の拡張ゴールドロードは遅れて買ったものの、なんとこれがまあ遊んでみたら面白い! 昨年のネクロムに次いでお気に入りの拡張となっています。


「様々な種族ごとに歴史深い文化圏がある、種族ごとの故郷に行ける」、「その地域で暮らす人々に関わり、少しずつ世界を知りながら旅するMMO」としては間違いなく最高峰なものの、ちょっとバグとか――たまにサーバーの重さとか――ごにょごにょ――はあるものの、正味多少の不便さって慣れるので。もとより快適に遊べてる時間の方が長いです。

特に、ハウジング要素は準備に足掛けで時間がかかる一方で、いざ潤沢に家具を作る・置けるようになるとめちゃくちゃ楽しいし自由度が高いです。家具XYZ軸で動かせるし縦横斜め360度回転もできるし、1cm、10cm、100cm刻みで動かせます。

種族ごとに文化圏やサイズの違う建築物があり、総数はもう20を超えているのですが、その全てを個人で所有できます(課金物件もあり)

これは最近作ったハマム。彫像があるところは、もともと1Fから吹き抜けのスペースがあるところで、床だの台だのを埋め込んでます。


ESOは日本語の情報が少ない・減ってしまってることがネックで、その辺サポートできたらいいな記事書いたりやDM返信をすることもありましたが、note上で他にも書かれる人が増えたのが嬉しい一年でした。


ESOはTESシリーズの一角として、RPGの面白さが間違いなくあり、面白いのでもっと遊ぶ人が増えてほしい、知られてほしい作品です。

ちょうどウィンターセール時期なのでぜひぜひ。月額課金は任意で、買い切りで一番安いのだけでもかなりの地域に行けます。序盤の困りごとの多くは大体↓で解決すると思うので……!




それでは、ここまでお読みいただきましてありがとうございました。本年は大変お世話になりました。来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。



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辰巳屋みずち
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