中学生のトレーニングその①
男女ともに神経系の発達もピークを迎え、体組織の成長段階も心肺機能・循環器系統の成長過程に入ってき始めるのがこの頃。
女の子は男の子に比べ、やや成長が早い傾向にあるので、小学校高学年からこの考え方が必要かもしれない。
だがやはりそれぞれに違いがあるので、しっかりと観察が必要であろう。
この段階になると、上半身の成長や筋肉が大きくなり始める時期でもあるので、少しづつ乳酸との付き合い方を学んでいかなければならないと思う。
強度の高い練習をし始めると、全然平気な子供もいるし、めちゃくちゃしんどそうになる子供が混在する。
これは、もともと生まれ持っている筋肉の質の問題が大きく関係していると思う。
速筋繊維の多い筋肉の持ち主なのか?
遅筋繊維の多い筋肉の持ち主なのか?
遅筋繊維の元々多い子供は、
強度の高い練習に粘り強くが一本だけをしっかりと速く泳ぐのが苦手。
速筋繊維の元々多い子供は、
強度の高い練習で1本はめちゃくちゃ速いけど、持続力に欠けるところが多く見受けられる。
この筋繊維の量によって得手不得手はあるが、目標は200m自由形も泳げて特種目の得意距離もこなすようにこの年齢帯では必要。
(これはやはり競技が自由形以外50m種目が全中にないから!)
どちらも有酸素系トレーニングを増やすカテゴリーのトレーニングが必要なんだけど、ここで大学生みたいなゆっくりスピードでのトレーニングが必要ではない。
僕が考えるのは、この時期はまだ十分に乳酸を生成するだけの筋肉が出来上がっているわけではないので、最大スピードを反復できる休憩をしっかりと与えて、その休憩時間が人それぞれ違うので、そこを調整するようにすればいいと思う。
例)50m×8本 クロールを最大スピードでキープ
これが 1:00 or 1:10 or 1:20 or 1:30サークルで回れるのか?
ここに個人の持久力差が出てくるので、しっかりと見極めてあげるといいと思う。
1:00でこなせる子供は比較的有酸素能力の高い子供。
逆に1:30でないとこなせない子供は無酸素能力の高い子供と分析できるだろう。
こうやって、キックの能力を落とさないように、最大限キックを使いながら、スイムトレーニングを多くこなせる練習が必要である。
この頃の選手・育成を担当しているコーチはすごく悩みの多い時期だろう!
だからこそ、いっぱい僕に質問してください!
お答えできることはしっかりと公式LINEより返答させてもらうので☺️👌
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