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早期英語教育についての賛否

日本では早期英語教育というと、就学前の英語教育を指すことが多いそうです。


早期英語教育には、当然のことながら賛否両論があります。私が思うには、教育関係の仕事に就いておられる方で賛成の方は、業者寄り。反対の人は、自分の意見をしっかりと述べておられるようです。

賛成の人たちは、英語学習は早ければ早いほど良いと言っています。その根拠として、ネイティブレベルの英語を習得するまでには、かなりの時間(最低でも3,000時間)や相当な努力が必要なので、早くやるべきだと言っているのです。

特に、発音やアクセントは、早ければ早いほど効果的に身に付けることができると言っているのです。

そして、専門家の話として、英語をきれいに発音できる年齢には限りがあり、遅くとも12~3歳までに身に付けておかないと、ほぼ不可能に近い、ということまで付け加えているのです。※(臨界期)

 ※英語の音声を聞こえた音声と同じような音声で発音できるのは小学            高学年までだと言われています。学者によっては、9歳くらいだと                いう人もいます。これが 音声習得の「臨界期」と言われているもの            です。


一方、早期英語教育に反対の人たちは、日本語を獲得する時期と同時進行で英語を身に付けさせようとするには無理がある。

無理にやらせれば、日本語も英語も中途半端になってしまうのではないか。外国語(英語)は ピアノ等と一緒で継続することで身に付けることができるのではないか、と言っているのです。


この論争、あなたは賛成派ですか、それとも反対派ですか。私は、発音やアクセント(=ストレス)の習得には、「臨界期」は無いと思っているので、早期英語教育には反対です。

まず、日本人としての母語である ‟日本語”をしっかりと身に付けるべきだと思っています。言葉というものは、母語を基本にすべきです。

母語をしっかりと身に付けた後でも、今はネイティブ並みの ‟英語力”や‟英語脳”を身に付けることができるのですから。

早期英語教育の賛否については 以上です。


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