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「専門誌の記者によるレポート」寄稿 記事まとめ

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外食産業、スーパーマーケット、コンビニなど、国内を中心とした小売業界の話題、注目のトピックについて、専門誌の記者ならではの視点でレポートしていただきます!
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時給1,500円時代に待ったなし 店舗の内と外でロボットを活用

物価高や人手不足が叫ばれる中、労働者の賃金引き上げに関する議論が活発になっています。働き手にとってはうれしい取り組みですが、企業は賃金上昇に耐えうる対策を考える必要があります。その解決策の一つとして期待されているのが、ロボット活用による生産性向上です。 今回は自治体や企業が推進するロボット活用の事例について、「販売革新」編集委員 梅澤聡さんにレポートいただきました。 急カーブを描いて上昇する最低賃金生産性向上への取り組みが、いよいよ待ったなしの状況です。主要先進国で賃金の伸

攻勢に転じるコンビニの令和版「業態革新」

食品から調味料、日用雑貨まで生活に必要なものがひと通り揃い、生活ニーズに対応したサービスや各社オリジナル商品を展開するなど、私たちの生活に欠かせない存在となっているコンビニエンスストア。 その一方で競争も激しく、次なる成長施策としてデリバリーサービスやリテールメディアなど新しい業態にチャレンジする動きが出てきているようです。コンビニ大手3社の新しい取り組みについて、「販売革新」編集委員 梅澤聡さんに解説いただきました。 既存の枠組みを超える業態革新に期待チェーンストアの成長

リテールメディアは、小売業にとって新たな収益源になるのか?小売業の新たなB 2 Bビジネス、高まる期待と課題

買い物をするとき、商品がたくさんあって何を購入すればいいのか悩んでしまうことがありますよね。そのような中で、いつも利用するお店から興味のある商品をおすすめされて購入を決めたことはありませんか? このようにオンラインショッピング・店頭どちらにおいても、興味・関心のある情報を最適なタイミングで受け取ることができるリテールメディアは、消費者により良い購入体験を提供できる可能性があります。さらに消費者だけではなく小売企業や広告主にとってもメリットがあることから、今後のさらなる成長が期

最新AIとロボティクスを搭載したイオン「グリーンビーンズ」の革新

ここ数年で世の中に広く浸透した、ECやネットスーパーなどのサービス。コロナ禍をきっかけに日用品や生鮮食品をオンラインで購入し、そのまま継続利用している人は多いのではないでしょうか? 富士経済が2023年5月発表した「通販・EC・ネットスーパーの国内市場調査」によると、ネットスーパー市場は生鮮食品や米、飲料類を中心に堅調な需要があることに加え、流通大手による取り扱い品目数の増加やサービス対応店舗の拡充、エリアカバー率向上による利便性向上と単価アップから、さらなる市場拡大が見込め

商品お届け、スマホレジ、AIアシスタントなど 最新デジタル活用でコンビニの生産性向上

コンビニエンスストアは立地、営業時間の長さ、サービスの種類など、利便性の高さから消費者に支持されてきましたが、近年はデジタル技術を活用してさらなる消費者ニーズに対応するだけでなく、店舗の生産性向上にもつながる取り組みが進んでいるようです。 今回、コロナ禍で進められた各社の最新事例について「販売革新」副編集長の梅澤聡さんにレポート頂きました。 リアルタイムの在庫連携で問題解決近年、コンビニチェーン本部は、最新デジタルを活用した店舗の生産性向上に取り組んでおり、順番に解説してい

楽天とのタッグで急成長を遂げる西友の「OMO戦略」とは

コロナ禍でニーズが急拡大した“ネットスーパー”。西友では20年以上に渡りそのサービス事業に取り組んでいます。 今回は、2018年に開始した楽天西友ネットスーパーに注目し、ECに強みを持つ楽天と、食品スーパーという実店舗を持つ西友がお互いの強みを生かして、お客様により便利な買物を提供するためどのようなOMO戦略を推進していこうとしているのか?「食品商業」副編集長の三浦慶太さんにレポート頂きました。 西友と楽天が共同で事業展開する「楽天西友ネットスーパー」が絶好調です。西友は、

ファッション業界で進むショールーミング化、OMOは本物か?

ネットショッピングの利用が加速し、以前にも増してそれぞれのライフスタイルに合った時間や場所で買い物ができるようになっています。その裏側ではお買い物体験の向上のため、様々な店舗側の工夫が存在しているようです。今回は、ショールーミング化の現状と店舗の取り組みについて、「ファッション販売」編集部の河波昌美さんにレポート頂きました。 ECの浸透で「待つこと」が許容されるように新型コロナウイルス感染症の影響により長らく続いた外出自粛は、消費者の購買行動に大きな変化をもたらしました。社

「ネットスーパー」の成功モデルとは?

今回は「ネットスーパー」について、雑誌「食品商業」副編集長の三浦慶太さんに三重県の「スーパーサンシ」の事例をご紹介いただきました。 スーパーサンシのネットスーパー「一社先取り総取り」の成功モデルスマホの普及、長引くコロナ禍により、ますます需要が高まる「ネットスーパー」。ただ、「ネットスーパーはコストがかかって儲からない」という定説があり、これまでなかなか普及してきませんでした。 そうした中、ネットスーパーで黒字化を果たすどころか高収益を挙げ、そのモデルを他のスーパーマーケ