ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 国立国際美術館
先日、大阪・国立国際美術館で2021年1月31日まで開催されている、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を鑑賞してきました。1824年に、王室の収集としてではなく、市民による市民のための美術館として設立されたロンドン・ナショナル・ギャラリーは、これまで国外で作品展を催すことはなかったそうです。そんな同館所蔵の作品が、東京、大阪、そしてオーストラリアにも巡回するという大規模な展覧会ということで、コロナ禍でありながらも多くの方が来場していました。(感染対策に、きちんと入場時の手指消毒と検温も行われていました)
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は8つの章に分かれていて、イギリスでの芸術の興り、当時の絵画の流行、芸術分野においての他国との関わり合いが、実によく分かり易いような展示になっています。61点という作品数を最初は多くもないかと高を括っていたのですが、作品解説もじっくり読みながら見ているとあっという間に時間が経ちました。美術館ではよく音声ガイドを利用するのですが、今回は事前にAERAのムック本を読む機会があったので利用せず。ですが十分に楽しめました。(ムック本は会場でも販売していたので復習もできます)
でも、鑑賞しながら感じましたが、やっぱり本で見るのと実物を見るのとでは全然違いました。。油絵の絵の具の艶やかな感じや、描かれた人物の生きているかのようなみずみずしさは写真では伝わらない部分だと思いました。
ところで、このロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行く数日前に、漫画『黒執事』(舞台が19世紀末のイギリスなのです)の電子書籍全巻無料キャンペーンが開催されており、かねてから気になっていたのもあって一気読みしたので、奇しくも英国づくしな週末となりました。作中の時代は全くズレていますが。
ポスター等では、有名どころのゴッホやフェルメールがピックアップされていますが、その他の画家の作品もとっても見応えがありますので、これから見に行こうと考えている方はぜひ。
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