新年度の空気ではない2020年4月

令和2年4月が始まりました。
ちょうど一年前、新しい元号の発表があったことを思い出しました。すっかり忘れてました・・・。なんせ、ここ毎日が新型コロナウィルスのニュースばかりで、これからどうなるのか??と、先の事ばかり気になってましたから。

通常であれば、4月と言えば入学・進学・就職など、前向きな空気に包まれて、「よし、今年度も頑張るぞ~」と思うのですが。
今年はそんな空気感も無い4月の始まりです。

娘は4月から中学生。入学式は予定通り行うらしいですが、来賓無しの短縮した形での式になるらしい。3月から「臨時休校」状態が続き、小学校の卒業式で一度だけ学校に出向き、その時に友達と久しぶりに再会し・・・・、それ以降はずーっと自宅で待機状態。本当ならば、卒業してから入学までの間、友達と遊んだり、中学校生活に向かって色々と想像しながら友達とくっちゃべったり・・・してたはず。それも叶わず、なんとなく宙ぶらりんの毎日を過ごしているみたいで、可哀想です。

仕事のほうでも、世の中がなんとなくどんよりとしていて活気がない。物が動かないし、人も動かない。気持ち悪い雰囲気が続いています。タクシー会社の社長は、売り上げが去年の半分以下って言ってたし、話に聞いた旅行会社は売上が去年の9割減とか。

来月には経済も回復しますよ!って見通しがつけば、よしそれまでの辛抱だ・・と思えるけど、今回のコロナウィルスは姿も見えなければ、その見通しも見えない厄介者。
生きていれば、思わぬことが起こり得る、とは本当にそうだと思います。


「令和」という新しい元号が発表された一年前。その言葉の響きから、とてもしなやかで、すてきな未来が待っている・・・そう期待したものです。

それが・・・・まさかこんな世界情勢になろうとは思いもしませんでした。まさか、志村けんさんがコロナウィルスでお亡くなりになるとは思いもしませんでした。

多くの業界で四苦八苦している今の状態。助け合えることができるのならば、そうありたい。一人ではなかなか解決できないことも、そばにいる人が話を聞いてあげるだけでも心に余裕ができるというものです。

人は一人では生きていけない。よく聞くフレーズですが、本当にそうだと思います。どんなに能力が高い人でも、どんなにお金を持っていても、自分ひとりでは生きているとは言えない。生きるということは、人と人との関係性だということ。

春うららな4月の始まり。

人とのつながりを喜べる人間でありたいものです。




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