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迷宮の夢/松濤美術館でイメージを撮ってみる
夜見る夢は?
皆さんは、夜、どんな夢を見ますか?
私はよく、迷宮に迷い込んだ夢を見ます。「迷宮」なんて言っても、そんなに格好いいものではありません。ある時は増築に増築を重ね、複雑怪奇になった旅館だったり、ビル全体が食事処や宴会場になっている建物だったり、秘密の隠し扉や隠し部屋のある高層木造住宅だったり、学校だったり、病院だったり、いろいろです。
そこで私は階段を上がったり下がったり、右に曲がったり左に曲がったりして歩きます。
そこで見る光景は薄暗い中、遠くに赤ちょうちんがたくさんぶら下がっていておじさんたちが楽しそうに宴会していたり、あるいは多くの人が働いている大規模な厨房に迷い込んだり、今は使われていない、本当は立ち入り禁止の暗い部屋に入ってしまったり、庭園の中にあるような太鼓橋が建物内にあり、そこを渡ることになったり。
そこで私は、誰かを探していたり、頼まれものを取りに行ったり、いろいろな目的を持って歩いているのですが、道を間違えたり、近道をするはずが逆に大回りになったり、さっきと同じところに戻ってしまったり、戻れなくなったりします。
そういう夢をよく見るので、それが当たり前だと思っていて、ある時ふと娘に聞いたら「私はそんな夢、見たことないよ」と言われて驚いてしまいました。そうなんだ。夢って、個人差があるんだ。
現実の体験
でも、
そういう夢の舞台となるような所は現実の世界でいくつも遭遇しています。
昔、小学校を転校したとき、その小学校は坂の上に立っていて正門側から見ると3階建てなのに校庭側から見ると4階建てでした。
まだ、転校したてで知り合いは誰もいません。それで一人で帰ることにしました。最上階に自分の教室があり、下駄箱は1階にあったはず、と、階段をどんどん降りて一階にたどり着くとそこには下駄箱はありませんでした。「いったい出口はどこなんだ」そんな気持ちでした。実は正門から入って、下駄箱があったのは1階でなく2階だったのです。
そんな混乱をいろんな局面で体験して、夢を見て、混乱を追体験しているのだと思います。
松濤美術館に行く
今回、この「迷宮の夢」のイメージを写真で表現できないかと思い、以前行ったことのある渋谷区立松涛美術館を思い出して行ってみました。
この日開催していたのは「須田悦弘」展で、会期は2025年2月2日(日)までなので、展覧会のご紹介としては遅すぎるとも言えますが、様々な物(道端の雑草だったり、スルメだったり)を木彫で表現する、遊び心のある不思議な感じが今回のテーマと合っていたようにも思います。
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いかがだったでしょうか?
そもそも、松濤美術館の造りが、一階から入り、展示は今回は地下一階と二階にあり、移動のたび螺旋階段を上がったり下がったりし(私は利用しませんでしたがエレベーターもあります)、各階で吹き抜けの周りをぐるりと歩く仕組みになっているので、何か迷宮的な感じがするのです。(感じ方には個人差があります)
夜見る夢というのは、どんなに面白くてもそれを写真に撮ることは出来ません。いつも脳の中ではかなげに再現されているだけ。
今回、迷宮っぽいイメージを写真に撮ってみて、これなら何度でも見返せるわけで、面白い試みだったと思います。
以下、夢に関する記事です。