『なぜボクはこの仕事をしているんだろう』 こういった疑問が度々と訪れる。 はっきり言うと今の仕事は向いていない。 高校を卒業し今の仕事に必要な国家資格が取得できる4年生大学へと進学した。 だが、いわゆる受験競争に敗れ、またまた合格した養成校へと進学してしまったため、入学するまで自分が取ろうとしている国家資格が何モノなのかを知らなかった。 それ故進学してからも同期たちとの間に温度差を感じていた。それは実習期間中、国家試験勉強中、そして就職して4年近く経つ今も続いている。
人にはそれぞれ好きな作家やお気に入りの著書があるだろう。 感化されたものの違いによって同じテーマの文を書いていたとしても、個人の好みや個性が言い回しや語句、句読点の打ち所のような特徴として表れてくる。 友人を例に挙げよう。 その友人はエッセイなどを書く際に、恐らく登場人物の誰かに自分自身を投影した作品を多く書いている。 そしてそれらの作品は、恋愛に悩み、仕事に疲れ果てていた。きっとその当時の友人の心境を映し出していたに違いない。 別の友人は自身の得意な用語がよく出てくる