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「短歌の時間」トークイベントを観ました、という話

東直子さんとtoron*さんによる「短歌の時間」トークイベントの配信を観ました。大阪で行われたイベントを千葉で観られる。現代文明は本当にすばらしいです。

最初はなぜか、観てるだけのいち観客なのにめちゃくちゃ緊張してしまって(たぶん楽しみにしすぎたんだと思う)薄目で見たり、両手にそれぞれ本を持ってその本と本の1センチの隙間から見たりしてしまっていたのですが(こう書いてみると自分、相当やばいな)、東直子さんとtoron*さんのおだやかな、そして真摯なトークでだんだんリラックスでき、とても楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。

前半は「短歌の時間」掲載の投稿歌から東さんとtoron*さんがそれぞれ数首ずつピックアップし、感想を述べる、という内容でした。自分、ひとさまの評や感想を読むのがめっちゃ好きなのですが、文章ではなく動画や音声での評や感想、やはりめっちゃいいな……と思いました。toron*さんが何度も「作り手の目線で見てしまって申し訳ないんですけど」みたいなことをおっしゃってたのですが、それが逆にとても勉強になりました。

後半は歌集「イマジナシオン」から数首紹介されて、その歌たちを作った時どう発想したか、とか歌集ができるまでの経緯などが語られていました。toron*さん、新鋭短歌に応募する段階で数千首のストックがあったというのもすごかったし、「なんか、作るのが楽しいからどんどんできてしまうんですよ」っておっしゃっててすごかった。わたしの信仰する神絵師がよく同じようなことを言ってて、やっぱりそういう人はそうなんだ……!って思いました。

めっちゃ刺激になった2時間半でした。ほんとうにありがとうございました!


今日の季語:飛魚
飛魚のたまごの空を知らぬまま

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