山口綴り

短歌を作ったり想像したりしてゆこうと思います。

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最近の記事

サイゼ、マイラブ

一ヶ月に1回くらいのペースで休日、開店直後のサイゼにひとりで行ってワインきめちゃっているのですが、その時間がたまらなく好きです。 (なんで開店直後なのかというと、混む前に撤収したいから) 白ワインのデカンタと青豆は毎回必ず頼んでしまう…… サイゼリヤのやさしさ 話せることのない僕らを救うまちがいさがし 今日の季語:初茄子 初茄子やあっけない人間の皮膚

    • 仙台、やはりマイノスタルジーシティだなあと思った話

      あるいは仙台っ子らーめん、やっぱりおいしいなって思った話です。 昨日今日と私用で会社を休み、いまその帰り道の仙台で一泊をキメています。 わたしは生まれてから高校卒業まで北海道に住んでいたのですが、そのあとの(当社比で)いちばんキラキラした時間を仙台で過ごしていて、なので仙台という街にめっちゃ思い入れがあるんでした。 ホテルにチェックインしてのち、テレビで「OH!バンデス」が流れているのをみて「宗さん、見ない間に当たり前だけどめっちゃお歳を重ねたのだなあ……」と泣きそうにな

      • イーヤーサーサーは何人でしてもいいんだ、と思った話

        昨日は夫とFNS歌謡祭を観ていました。 BEGINの「島人ぬ宝」の時にどうしてもイーヤーサーサーしたくなり、夫に 「ごめん、どうしてもイーヤーサーサーしたいからしてもいい?」 と聞いたら 「俺もしたい」 と言われ、じゃあいいよ……イーヤーサーサー、譲るね……と返したら 「なんで?一緒にイーヤーサーサーすればいい」 って言われて、そうだ、別に一緒にイーヤーサーサーしてもいいんだ!ってすごく目から鱗でした。 なんというか、その日は「これはわたしより相手のほうが好きな歌だろうな

        • 水筒にゼロコーラを詰めた話

          このあいだの誕生日に、炭酸を入れてもだいじょうぶなサーモスの水筒を家族からもらいました。 炭酸の液体がすごく好きなのです。いちばん好きなのはまあ言うてハイボールなのですが、ウィルキンソンのようなただの炭酸水もめっちゃ好きです。ファンタとかのような、糖分の入っている炭酸はそれほど飲まないのですが、ゼロコーラみたいな人工甘味料の炭酸の味は好きで(変わってると言われますが)、ジュースを買うとしたらほぼゼロコーラを選んでしまいます。 かつ、炭酸は藤原竜也が寝転ぶ床くらいキンキンに冷

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        • 日記(短歌と俳句つき)
          10本

        記事

          お昼はオートミールばかり食べてる、という話

          ここ数ヶ月、平日のお昼はほぼほぼ400mlスープジャーにつめたオートミールの中華粥です(たまに羽振りのいい時はサイゼやうどんのランチをキメたりもする)。 お金が無いんよ……というのがいちばんの理由ではあるのですが、ふつうのお弁当作るより簡単に作れるし前夜からご飯炊かなくてもいいし10分かからずに出来るし夏でもお弁当の傷みを気にしなくてもいいし冬でも温かいお昼が食べられる。個人的に、自分に合っていてサイコーです。 毎日作り続けてると慣れたもので、 ・お湯沸かしてスープジャ

          お昼はオートミールばかり食べてる、という話

          「短歌の時間」トークイベントを観ました、という話

          東直子さんとtoron*さんによる「短歌の時間」トークイベントの配信を観ました。大阪で行われたイベントを千葉で観られる。現代文明は本当にすばらしいです。 最初はなぜか、観てるだけのいち観客なのにめちゃくちゃ緊張してしまって(たぶん楽しみにしすぎたんだと思う)薄目で見たり、両手にそれぞれ本を持ってその本と本の1センチの隙間から見たりしてしまっていたのですが(こう書いてみると自分、相当やばいな)、東直子さんとtoron*さんのおだやかな、そして真摯なトークでだんだんリラックスで

          「短歌の時間」トークイベントを観ました、という話

          こどもはやっぱりすごいや!と思った話

          日々の通勤退勤時間、休日の車の中、飲んだくれている家の中、Spotifyを愛用しているのですが、なかでもpodcastが好きで、定期的に聴いてる番組がいくつかあります。 そのうちの一つが「ゆる言語学ラジオ」です。 だいたい火曜日と土曜日に更新されるのだけど、本日配信された内容が「JAPAN AKACHAN’S MISTAKE AWARDS(言語習得過程の幼児の言い間違いを愛し、評する内容)」というもので、もうほんと、詩性にあふれていて、すごいからみんなにも聴いてほしいって思っ

          こどもはやっぱりすごいや!と思った話

          まだトロとパズルを続けているのだ、という話

          今日やっとパズル大王からの挑戦状の3000ステージめに突入しました。何ステージまであるのだろうと調べてみたところ、ステージは1800を1単位として永遠にループし続いてゆく、という噂。 twitterのフォロワーさんがトロとパズルを一斉にやりやじめて、ややしてこっそり自分もはじめていました。2019年の秋のことだったと思います。 トロに言葉を教えるとその言葉をつかって会話をしてくれて可愛い、のはもちろんなのですが、わたしはもっぱらトロとの会話よりもゲームの方に熱中していまし

          まだトロとパズルを続けているのだ、という話

          最近爪を塗るようになりました、という話

          ひさしく裸爪人生だったのですが、最近爪を塗るようになりました。ジェルネイルを自分で。 きっかけは春にはじめてネイルサロンなるものへ行ってきたことでした。家族のイベントがあって、まあいい歳なので爪も綺麗にしておくかー、みたいな気持ちで行ったのですが、あれですね、言い尽くされていることですけど、爪がピカピカしていると「この野郎」って思う時でもこころが癒されるんですね……特に日中、パソコンに向き合っているお仕事なので、キーボードを打つ爪先を見るたび、天井の蛍光灯が反射してる……楽

          最近爪を塗るようになりました、という話

          iPadを手に入れたよ、という話

          iPadを手に入れました。 6/20にAppleのサイトで注文して、6 /29に自宅に届きました。そして7/1の朝Apple製品値上げのニュース。あぶないあぶない、ギリギリセーフ。ニュース見てamazonで速攻、値上げ前の価格のままのApple pencilを注文しました。 iPadを何に使うか。明確な目的はないのですが、とりあえずさまざまなことを記録に残しておこうと思います。人は悲しいくらい忘れてゆく生き物だからね。 朽ちてゆく日々の記憶を受け止めてくれよiPadとい

          iPadを手に入れたよ、という話

          恋愛短歌同好会のPDF選者をしたことと、選んだ歌以外で好きな歌について

          このたび、toron*さん(@toron0503)が毎月開催しているキャス「恋愛短歌同好会」の会報、「ショートケーキソング」第十五号のPDF選者をさせていただきました。 たくさんのすてきな歌の中で3首だけ選ぶ、というのがなかなかにむずかしく、結局3首の中には入れられなかったけど同じくらい好きだぜ!という歌がけっこうあるので、こちらで評(というよりほぼ感想)を言わせてください。 ちなみに、選びかたとしては、最初はふつうにツイッターハッシュタグの #恋愛短歌同好会 で検索して

          恋愛短歌同好会のPDF選者をしたことと、選んだ歌以外で好きな歌について

          近江瞬さん 歌集「飛び散れ、水たち」

          一句じゃなくて、一首だよ! という合言葉で締められるラジオ石巻の「短歌部カプカプのたんたか短歌」(毎月第1・第3火曜日の19時より放送中)でメインパーソナリティもつとめておられる、近江瞬さんの第一歌集「飛び散れ、水たち」を拝読しました。 ラジオ番組では毎回、歌集の中からや投稿された歌などからさまざまな短歌が紹介されており、おもに近江さんがその歌の解説を述べてゆくのですが、その解説がとてもわかりやすく、なんというか、丸めた紙を破らないようにしわを伸ばしながらきれいに開いてゆ

          近江瞬さん 歌集「飛び散れ、水たち」

          橋場悦子さん 歌集「静電気」

          自粛生活の日々が続き、家で(おもにベランダで)ひたすらに編み物をしたり本を読む日々が続いています。こんな時には話を追う小説よりも、図鑑や歌集のような、ひとつの歌、ひとつの項目をしみじみ噛みしめられるような本が、自分には向いているなあと感じています。 連休中は橋場悦子さんの歌集「静電気」を読んでいました。 わたしのtwitterアカウントは、山口綴り名での短歌のアカウントのほかに、日常を雑多につぶやいているアカウントと、タイバニのことしかつぶやかないアカウント(こちらはひさし

          橋場悦子さん 歌集「静電気」

          西藤智さん連作「満ち潮のこない部屋」

          noteを作るにあたって、いちばん最初の記事は西藤智さんのこの連作にしようと決めてました。 「満ち潮のこない部屋」は、智さんが今年2019年の第65回角川短歌賞の応募作として作られた50首からなる連作です。 今年は703篇の応募があったそうで、そのうち31篇が予選通過しており、智さんはその31篇という狭き門を通過され、かつ、選考会で東直子さんが推薦する5篇の中のひとつとして選ばれています。 (ちなみに予選通過作品のなかに、うたの日やtwitterでお見かけするお名前が何人も

          西藤智さん連作「満ち潮のこない部屋」