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2023-2024台湾へ(2023.12.27③)

暗くなりかかった空の下たくさんの人が、同じ方向へ歩道をぞろぞろと歩いている。みな寧夏夜市(ニンシャーイエシー)へ行くのだろうか。
かつて食べに来たことがある、牡蠣のオムレツ屋さんを懐かしく眺めながら夜市にin。

夜市入口

結構な人がすでに屋台と屋台の間の細い通路にひしめいている。
甘いもの、揚げ物、ずらりと並んだ調理する前の素材、ドリンク…日本では見たことがないような食べものの屋台が一列に並んでいて好奇心をそそる。様々な匂いで目移りしてしまうほど、どれも美味しそうだけれど、胃がさほど大きくない我らは、足早に先を急いだ。

行きたかったお店「方家雞肉飯」はすぐに見つかった。
すでに並んでいる人が結構いて一瞬ひるんでしまったけれど、食べる意思は固いのでもちろん列に加わる。

ちゃんと持ち場が決まっていて、テキパキと働く店員さん。
空いた席と並んでいる人の人数を見ながら座る場所の采配をして、注文をとって、運んで片づけて…すごいなぁ。見惚れているうちに順番がまわってきた。

我らは3人で鶏肉飯2つと魯肉飯1つ、青菜炒めを注文。
スープも飲みたかったけれど、さっき食べた豆花で汁物は無理かもということで諦めた。

台湾ではアルコール持ち込み可のお店も多いけれど、こちらは持ち込み不可。これだけお客さんがたくさん並んでいるのだから当然だよなぁ。

汁物は無理と言いながらもしかし、美味しいものを目の前に、まずは一口ビールが飲めたらどんなにかいいのになという、意地汚さがむくむくとわいてくる。
それを我慢して青菜をば。
程よいという言葉はこのためにあるのだよ、という塩加減と歯ごたえ。
うー、美味しい。このお店名物の鶏肉飯もあっさりとしているのに旨味はしっかりあり、鶏肉のしっとりさ加減もばっちりで美味しい。このちょっとかかっている茶色いタレがミソなのでしょうな。
魯肉飯も柔らかいお肉で、コクがあってするすると入っていく。
美味しくて、まるで朝から何も食べていなかったかのようにガツガツと食べ終わる我ら。待っている人に早く席を譲らねばという変な使命感もあるしね。

創業40年以上、ビルグルマンに選ばれたこともあるというだけあって、よきお店で、台湾で満足な1食目を食べることができた。

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