Fire On The Mountain
2024.7.7
快晴を迎えた今日という日に
しばらく会えずにいた織姫と彦星は
再会できただろうか。
でもすげぇよな。
毎年この日にしか会えないのに
よくもまぁ付き合ってられる。
気狂いもいいとこだ。
俺みたいなスケコマシには耐えられねぇな。
俺の唯一の武器ってのは
自分の弱さを自覚していること。
だからこそ過去のこと、思い出を美化して
当たり前に生きることなんか出来ねぇなぁ。
クソみたいなことにはクソだと、
気に食わないことには気に食わないと、
きちんと吠えてやらねぇとな。
弱いヤツほどよく吠えるなんて言うが
まさしく俺がそうさ。
でも、それでいいじゃねぇか。
俺には仲間がいる。
友ってのは時に家族よりも俺を温めてくれる。
でもそれがいつも正解ではない。
お前のことを最初に抱きしめられるのは
お前自身だ。
誰かを生きやすくする前に
お前が心に火を灯して生きなければならない。
いい加減に消えそうなその心の灯火に
自分で薪を焚べてやらないと
その内、お前じゃなくなるぜ?
お?火がねぇって?
俺のをくれてやるよ。
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