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Tsuyoshi “Dr.Birdenstein” Kurahara. P-Funk …

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Tsuyoshi “Dr.Birdenstein” Kurahara. P-Funk JAPAN.

最近の記事

奈良県春日大社にて

この仕事をやっていて良かったなと思う。 会社の金で大好きな場所に来れたことは、俺にとって喜び以外の何でもない。 さて、10年前まではよく足を運んでいたこの場所に再び立ち、今俺は何を想うのかを確かめるとしよう。 昨日、今日と奈良は暑かった。 往生際の悪い夏がまだ立ち止まり振り返っては俺の水分を奪っていった。 昨日は奈良公園を時間の許す限り歩き回った。 観光客と神鹿を潜り抜けながら足早で向かったのは、春日大社。 ここは10年前、適応障害とパニック障害を併発していた時に母と訪れた

    • MBTI?クソくらえ!

      ろくでもねぇ。 ジャンル分けしてなんのその。 お前は何でもないから何かになるために どこかのジャンルに分けられることが お前にとっての快感なのだ。 その鳥籠の中でお前はせいぜい 細く長く生き延びていればいい。 面倒なことを避け、方程式に当てはめた人間関係を育み、その気になる。 いいか? 人間ってのはパターンに当てはめ切れないんだ。 日々環境や状況によって感情や感覚、思考は変わり、移ろうのだ。 思うことなんてのはなんでもいいんだ。 だからこそ我々ヒトは美しい。 今すぐにMBT

      • 腐った若葉

        この私の人生の半分は学びで 残りの半分は好奇心。 少し肌寒くなった季節が想わせること。 それもまた好奇心の賜物。 一体あなたはどこで何を想うか。 しばらく会っていないあなたはどこで何を想うか。 そしてこの星は誰の為に在り続けるのか。 夜空に曼荼羅、月に刺した沙羅双樹。 そこにぶら下がるあなたは、いつも美しい。 土竜の走る高速道路を飛び越えて 私はあなたの心を覗きたい。 足りない。 足りない。 欲張りなのは私たち、ひと。 いい加減に年を取り、いい加減で終えましょう。 時代の変

        • A Stupid Fellow

          たまには日常的な話をしよう。 俺は5階に住んでる。 大きな窓からはちょうど山に向かう電車が見える。 遮るものは何もない。 ようやく嫌いな夏が重たい腰を上げて立ち去り、 俺の季節が来た。 俺の襟足を通り過ぎる夜風が心地よく、 俺はそいつを抱きしめて眠った。 目覚めた時。 クローゼットの棚にしまってあるTシャツの山が気になった。 理由はなぜかは分からない。 無心で1枚1枚を畳みなおした。 特に丁寧に畳んだわけではないが、がむしゃらに。 器用に積み上げると何事もなかったかのように

        奈良県春日大社にて

          ジャンキー・デッド

          俺は朝が嫌い うその希望に満ち溢れているから 俺は昼が嫌い 人が生き生きと動き回るから 俺は夜が好き 寝静まった街で目を瞑り 俺だけの曼荼羅を描く それはまるで宇宙 銀河系を遥かに飛び越え 流れ星を蹴飛ばし 俺は月に殺される 肩の力は抜けている ドグマチールを放り込み 空中浮遊を繰り返し 着地でミスってお釈迦さん そんな俺こそ合法ジャンキー 迎えがきてくりゃ楽なのに 神さん、仏さん、早よしてな 今夜も俺は待ちぼうけ

          ジャンキー・デッド

          ポエマーの戯言

          あゝ今日も何もしなかったなって そんなことを思ってしまうのはいつからだっただろう。 東京の湿った風は俺の乾いた心を 潤すことはなく、さらに湿度を奪う。 溶けかけたアイスクリームが砂に混じり 今にも消えそうな先っぽの火の受け皿になる。 なぜ俺は気心の知れた生まれ育った土地を離れ この生き地獄で暮らすのか。 それは夢があったから? もう一度触れたい快楽があったから? いや、違うな。 きっと俺は馬鹿だったのだろう。 生きていれば立ち上がっても沈む日もある。 そんなことがようやく分

          ポエマーの戯言

          Fire On The Mountain

          2024.7.7 快晴を迎えた今日という日に しばらく会えずにいた織姫と彦星は 再会できただろうか。 でもすげぇよな。 毎年この日にしか会えないのに よくもまぁ付き合ってられる。 気狂いもいいとこだ。 俺みたいなスケコマシには耐えられねぇな。 俺の唯一の武器ってのは 自分の弱さを自覚していること。 だからこそ過去のこと、思い出を美化して 当たり前に生きることなんか出来ねぇなぁ。 クソみたいなことにはクソだと、 気に食わないことには気に食わないと、 きちんと吠えてやらねぇと

          Fire On The Mountain

          人生はポルノ映画

          雨が降ってきた。 男の髪は徐々に濡れ、温度を捨てようともがき始めた。 その男、野犬のように街を彷徨い、探し物が何だったのかを探しながら探し物を探す。 アテがないわけじゃない。 寧ろ絶対的な自信と僅かな劣等感のコンパスでフラフラと。 ひとつ隣の区画には男の友人が何人か暮らしている。 そこに温もりを感じながら男は生きていることを確かめる。 それがその男の日常であった。 決して裕福なわけではなかったが、金がないことを肯定する右脳が養われ幾分気分が良い様子だった。 ふと裏通りの壁

          人生はポルノ映画

          たまにはこんなのも

          どうも、ご機嫌いかが? なんだか最近、うちの兄貴分がnoteに凝ってるようで。 しばらく書き溜めようかと思っていた私も見事に感化されてしまいましたとさ。 って言っても何を連ねようかな。 兄やんのことについてでも書くか? いや、イジってるって今夜怒られるかな。。 ま、いっか。 うちの兄貴ってのはもちろん血は繋がってないのだけれども、兄貴かお姉ちゃんが欲しかった私からすると実の兄のように慕っているわけです。 どういう人間か? まぁ、そうだな、 音楽と酒と仕事が大好きな男ってとこ

          たまにはこんなのも

          パターソン

          まるで 映画みたいな夜明けだった

          ラブ・ホテル

          俺は家を持たない 色街の遊牧民 もしくは品のあるジゴロ 転々、転々と 宿とこころを移り変え もうどこにも家がない 帰る場所など作らずに 彷徨うこころが夜を越す 今夜のあてはどうしましょ 足しにもならない酒煽り 故郷を想うこころを鎮め どうにか誤魔化しお会計 当てなく色街を通り過ぎ 娼婦の面を拝みつつ あゝ行き着くはラブ・ホテル ここには全部のものがあり 俺は今日も弄ぶ 今夜こそお前を抱けたなら 男は呟き慰める お前もそろそろその気だろう? 女は賢い生きもんだ そう、ここは

          ラブ・ホテル

          ダーティージョーク

          空が堕ちてきた 揺れたカーテンはちぎれてしまった 残った灯りをピースで汚し バルコニーにてさようなら デザートイーグル  一丁 どうにかよこしてくれないか? たった一発入れてくれ お前の好きで構わない この地で倒れ木々となり 世界の一部になれたなら 今の俺よりご立派さ もうすでにそれで構わない だらしないこのからだにも 需要があるならくれてやる だらしないこのこころなら もうここで殺してやる お前も次は連れていく まだ見ぬ先の快感へ こころを捨てて欲望で 死して償う罪

          ダーティージョーク

          湿ったシーツを乾かして

          おまえのラインを滑ってく 俺の中指はお調子者さ おまえのラインを滑ってく おまえがソコだと漏らすまで 朝日が創る影絵で遊ぼう キツネだハトだを拵えて おまえは化けて 俺は幸福で どうやら夜は明けたらしい すぐそばにある温もりで 俺はおまえに言わずに逝く おまえは頬を赤らめて すぐそばにある温もりで逝く おまえが残した御朱印で 俺はおまえに黙って逝くのさ 宇宙に舞って星をつまみ 極楽浄土へグッドラック

          湿ったシーツを乾かして

          夜明け、そして缶コーヒーと

          おはようございます諸君。 実は私はかなりの不良でして。 まだ一睡もしとらんのです。 かわいい弟と酒を酌み交わし、 どうしようもない夜を過ごした先に何もなく。 当てもない彷徨いを続け、 ここに至る。 どうにもうまく寝付けず、 酒を追加で煽ってみたり。 興味のないラジオを垂れ流してみたり。 なにも効果なく、現在早朝5時。 こうもなってくると私の奥底に眠る性欲すら顔を出さず、 そこまでしっくり来ないレコードを聴いてみたりするのです。 眠れないのならばもういっそのこと缶コーヒーでも拵

          夜明け、そして缶コーヒーと