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2024年に読んだ本

 昨年のこの時期に、2023年を振り返った時に「あんまりこの一年は本を読まなかったなぁ(たしか20〜30冊くらい)」と思っていたタイミングで、アルムナイとして所属しているSports X Leaders Programのコミュニティで来年の抱負として「2024年は本を50冊読みます!」とノリと勢いでコメントしたことで、自分に「今年は本を読む」「やる!」と決めました。
決めるって大事ですね。

 読書って、別にその数が多ければ良いということではないということはよくわかっているんですけど、こうやって数字を設定してみると、「50冊ってなると一年がだいたい50週間だから、1週間に1冊か。できない数字じゃないけど、まぁまぁちゃんと読む習慣にしないとだな。」と、本を楽しみながら数字もクリアしていくことをモチベーションにもしながら1年間過ごしてきました。

以前からnoteでは書評を書いたり2021年にも1年の読書を記録していたので、同じように今年も記録として残しておきたいと思います。


振り返ってみて

  個人的に教育やコーチングの分野に興味を持ってきているということもあって、そういったジャンルの本が多かった印象です。教育関係の本では、やはり自分の子ども達との接し方を考えさせられる時間が多くあったし、本を読みながらその話題を妻と話したりする時間も増えた気がします。
また、教育って人間関係における信頼関係を丁寧に積み上げていくものでもあるので、ラグビーにおいてチーム内でのコミュニケーションや、自分がいつか指導者になったりしたら、なんてことを考えた時の発想やアイデアもたくさん参考になり、自分を客観視できる良い時間となりました。

 ジャンルとしては自伝ものもよく読んだ印象。自伝を書く多くの人は、世の中からは「成功者」と思われる人物が多いけど、そういった人たちのほとんどがどん底のような挫折を乗り越えてきていて、やはりそういう実際のストーリーにはパワーをもらえますね。岡本太郎の4連続はなかなかインパクトあったなぁ。

 また、今のタイミングでこうして読書を習慣にしていくことの意味なんかも考えたりします。今年で36歳になって、社会人としてはまだまだ若造ではありますが、ラグビー選手というコミュニティの中ではベテランと言われて割と上の方になってきているわけで、自分の発言にもそれなりに影響力があることも感じています。
そんな人間が自分の経験だけで物事を考えたり発言していたりしていたら、自分が後輩だったら嫌だなと。歳を重ねようが、いつまでも未熟であるからこそ自分の物事に対する考え方は常にアップデートし続けていたい。自分の日常だけでは経験できないことを先人の歴史から疑似体験してみたり、似たように悩んできた人間の助言を参考にしてみたり、読書をきっかけに考えさせられる時間が増えるということは、自分の「今」を本当に豊かにしてくれる。

そんなこともこの1年で改めて感じながら読書してきました。

というわけで、読んできた51冊の本をザーッと紹介させていただきます。

全ての著者さん達に最大限の感謝とリスペクトを!

2024年に読んだ51冊の本

1、高校サッカー 新時代を戦う監督たち/土屋 雅史/東洋館出版社
2、慶應メンタル - 「最高の自分」が成長し続ける脳内革命/吉岡 眞司/ワニブックス
3、主観思考~思ったこと言ってなにがわるい~/吉谷 吾郎/光文社
4、RISE ラグビー南ア初の黒人主将 シヤ・コリシ自伝/シヤ・コリシ/東洋館出版社
5、虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~/ 養老 孟司,池田 清彦,奥本 大三郎/小学館
6、捨てられる教師 AIに駆逐される教師、生き残る教師/石川 一郎/ SBクリエイティブ
7、頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児/竹澤夏央/かくたす編集部
8、きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」/田内学/東洋経済新報社
9、熟睡者/クリスティアン ベネディクト,ミンナ トゥーンベリエル/サンマーク出版
10、グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」/松田悠介/ダイヤモンド社
11、育成思考―野球がもっと好きになる環境づくりと指導マインド― /阪長友仁/東洋館出版社
12、話す力 心をつかむ44のヒント/阿川佐和子/文藝春秋
13、今日、誰のために生きる?----アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語/ひすいこたろう,SHOGEN/廣済堂出版
14、野村メモ/野村克也/日本実業出版社
15、オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る/石川尚子/Dybooks
16、ものがわかるということ/養老孟司/祥伝社
17、ぼくたちには「体育」がこう見える: 「体育」は学びの宝庫である/為末大/大修館書店
18、正しい保健体育/みうらじゅん/イースト・プレス
19、覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰/池田貴将/サンクチュアリ出版
20、正しい保健体育Ⅱ 結婚編/みうらじゅん/イースト・プレス
21、3年間ホケツだった僕がドイツでサッカー指導者になった話/中野吉之伴/理論社
22、俺たちの箱根駅伝 上/池井戸潤/文藝春秋
23、俺たちの箱根駅伝 下/池井戸潤/文藝春秋
24、サッカー スモールサイドゲーム研究 課題を制約主導アプローチで解決するためのトレーニングデザイン入門/内藤清志/カンゼン
25、本音で向き合う。自分を疑って進む/佐伯夕利子/竹書房
26、老後をやめる/小林弘幸/朝日新聞出版
27、10代を支えるスポーツメンタルケアのはじめ方/小塩靖崇/大和書房
28、No Pain,No Gain 人間的に成長する集団を目指して 札幌山の手高校ラグビー部の挑戦/佐藤幹夫/竹書房
29、突破!リッチー・マコウ自伝/リッチー・マコウ/東邦出版
30、国枝慎吾 マイ・ワースト・ゲーム 一度きりの人生を輝かせるヒント/国枝慎吾/朝日新聞出版
31、スリトレ すぐに試せるぐっすり睡眠法/ヒラノマリ/虹有社
32、自分の中に毒を持て/岡本太郎/青春出版社
33、自分の運命に楯を突け/岡本太郎/青春出版社
34、自分の中に孤独を抱け/岡本太郎/青春出版社
35、誰だって芸術家/岡本太郎/SB新書
36、普通にやるだけやんか オリを破った虎/岡田彰布/株式会社Gakken
37、スーパーチームをつくる 最短・最速で目標を達成する組織マネジメント/トム・ホーバス/日経BP
38、勝つ、ではなく、負けない。 結果を出せず、悩んでいるリーダーへ/黒田剛/幻冬舎
39、「感動体験」で外食を変える 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦/粟田貴也/宣伝会議
40、DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス/ダイヤモンド社
41、読んだら最後、小説を書かないではいられなくなる本/太田忠司/講談社
42、休養学―あなたを疲れから救う/片野秀樹/東洋経済新報社
43、子どもの誇りに灯をともす――誰もが探究して学びあうクラフトマンシップの文化をつくる/ロン・バーガー/英治出版
44、努力は仕組み化できる 自分も・他人も「やるべきこと」が無理なく続く努力の行動経済学/山根 承子/日経BP
45、慶應高校野球部:「まかせる力」が人を育てる/加藤弘士/新潮新書
46、健康の土台をつくる 腸内細菌の科学/内藤 裕二/日経BP
47、こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方/春山慶彦.養老孟司 他/集英社
48、「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない/三宅香帆/ディスカヴァー・トウェンティーワン
49、番狂わせの起業法/金谷元気/かんき出版
50、それでも、諦めない/山中亮平/東洋館出版社

51、「叱れば人は育つ」は幻想/村中直人/PHP新書


以上になります。面白かった。

特にジャンル分けしてませんすみません。

なので(なので?)、最後にとりわけ自分に響いた作品を4つだけピックアップして締めくくりたいと思います。

ピックアップ4選

・RISE ラグビー南ア初の黒人主将 シヤ・コリシ自伝/シヤ・コリシ/東洋館出版社
・自分の運命に楯を突け/岡本太郎/青春出版社
・DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス/ダイヤモンド社
・「叱れば人は育つ」は幻想/村中直人/PHP新書 ←最後に読んだから印象強め


また来年も素晴らしい本に出会えますように!

2025年は52冊以上読むぞ〜!


良いお年を!!

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