【書評】傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考/枡野俊明/文響社
傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考/枡野俊明/文響社
ちょっと前に枡野俊明さんの本に出会い、あまりにも感銘を受けたので、また手に取ってしまった。
今回の内容は題名の通り、「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」
「こんなとき凹むなぁ」とか、「そうそう、こういう時どういう考え方すればいいのか知りたかったんだよね」っていう、なんか自分の弱点を終始見透かされているような感じでした。
前回の禅のまとめがあまりにもまとまりきれていなかったので、今回は簡潔に。
まず、図太い人間であるためには、
人と比較しないこと。
自分の人生を主体的にどう生きていくかが大事。
「リーダーの禅語」でも紹介されていたように、自分の心を乱しにかかることは、生きていたらたくさんある。その中でも避けて通れないのが、人との関わり。他人との関わりがあっての自分だけれども、自分の信念をしっかりと貫いていけるか。自分はどうなりたいのか。何を信じるのか。心の芯を持って生きていくことが大事だ。
もう一つは、
「感謝する気持ち」の大切さを学んだ。
物事、良い時と悪い時というものがある。物事が悪い方向に進んでいった時、それまでの良い時に当たり前だと思っていたことへのありがたみを感じる。
たとえば、腹痛で悩まされる時、今までは当たり前のように胃腸が働いてなんの不自由もなく生きてこれた。腹痛になって、胃腸の働きに対してありがたみを感じるのだ。
だから、いつだって感謝の気持ちが大事。当たり前のように思えること全てに対して、「ありがとう」の気持ちを持って生きていくことが大切であると思った。
当たり前のことに対する謙虚な気持ちを常に持ち続けたいと感じた。