【書評】成功のコンセプト/三木谷浩史/幻冬舎文庫
成功のコンセプト/三木谷浩史/幻冬舎文庫
なぜ楽天がここまで大きくなっていったのか。今の三木谷さんの思いというよりも、10年前の三木谷さんがどういう信念を持ってここまで這い上がらせたのかが、よくわかる本だった。
そして、10年前から今にかけて予言をするように世の中が変わってきている。凄いビジネスマンというのは未来をも見ることができるのか。
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本の中で紹介されていた、楽天が成功するためのコンセプトは以下の5つ
1.常に改善、常に前進
2.Professionalismの徹底
3.仮説→実行→検証→仕組化
4.顧客満足の最大化
5.スピード!!スピード!!スピード!!
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自分なりに解釈してみると、
1は、現状に満足せずに生き続けること
2は、プロフェッショナルとは、その仕事を人生最大の遊びと考えられるか
3は、物事を考えるときの正しい思考の整理の仕方
4は、理念を追求すること
5は、いつかじゃなくて今やる。即行動。
全てにおいてビジネスだけじゃなくラグビー選手として必要な考え方である。だからビジネス書は心に刺さってくる。
また、
「毎日1パーセントだけでもいいから成長しよう」
ということを自分に言い聞かせてたことがわかりやすく言語化されており、それも響いた。
1日に1パーセント成長するということは、
n=日数 とすると。
1.01のn乗になる。
つまり、10日間毎日1パーセント成長すると、
1.01の10乗は約1.10なので、10パーセント成長するということ。
この計算をすると
72日で2倍。
それを60人のチームメイトがやれば、およそ2ヶ月半(72日間)でチームとして120倍成長するのだ!
1日だけで見れば小さな一歩でも、みんなで積み重ねていくことで大きな変化を生むということが、とてもわかりやすく、心に響いた。
昨日の自分を越えること。それこそが強くなるための近道。