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歌舞伎のついでにゆる着物デビュー
つい先日、「着物は沼だから手を出さないぞ」などと記事を書いた。
すっかりハマってリサイクルの着物や帯、羽織が増殖中である。
そしてわざわざ中村隼人さんの巡業公演と明治座の十一月公演に、しれっとゆるっと着物で出掛けて行った。
いざとなったら脱ぐ覚悟で下は洋服。
名古屋帯の結び方はまだ練習していないので半幅帯やベルトで。
とっちめられたくないのに、わざわざデビュー戦をそこにぶつけてみるのはサガである。
着崩れることなく無事に帰宅し、いい気になっている。
着物っていいなー。テンション上がるなー。とルンルン気分で一月のチケをポチった。歌舞伎は歌舞伎でとても楽しい。まだ一度しか観たことがないが、文楽ももっと見たい。寄席にも行ってみたい。
そしてさすがに着物で歌舞伎を観に来ている人は気合の入ったコーデも多く、参考になった。
格や素材や文様についても学びだすと面白くて、凝り性を発揮している。
友人とリサイクルショップをめぐっては「これは紬の訪問着では!?」「どこへ行こうというのかね?」などと遊んでいる。取り急ぎルールに則らねばならないイベントは用意されていないので、どこへでも着ていけばいいのだが。
身近に着物民がいないが、ネットには着物賢者がたくさんいるし、私にはキンドルアンリミテッドもついているので学びには事欠かない。
東村アキコ先生の「銀太郎さんお頼み申す」は正統派着物。
佐悠先生の「爛漫ドレスコードレス」はカジュアル着物。
どっちも好き。どっちもよい。
でも一度にお道具を揃えられないし、始めるならカジュアル着物からがいい。あまりモノを増やしたくない気持ちはまだあるので、帯枕と帯揚げは使わないで帯締めも最低限で生きていきたい。私は洋服もトルソー買いしてそのまま着るような非おしゃれ民なので、複数のパーツの色や柄のコーデを考えるのはハードルが高すぎる。
年内に概念コーデで推し活着物もやってみたい。
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