ひでき 感激 ピスタチオ ピスタチオがイランから旅して腕白に
見出し画像:Copilot作
画像:http://www.ireco.lu/UK/pistachionut.htmlから。
ひできは背筋のピンとする子供だった。父がイランから帰国してきた。
「お父さん、おかえりなさい!」
父はバッグからなにやら小さな袋を取り出した。
開けてみると、何か茶色いものが入っている。取り出して、どこか尖っているナッツを手に取ってまじまじと見る。(これ、なに・・・)
不思議そうに見ているひできに、父が「ピスタチオだ」「食べられるぞ」「皮は外せ」
ひできが皮を二つに外した。茶色のピスタチオを手で摘まんで、ポイと口に運ぶ。思わず、「美味しい」と叫んだ。
新しい世界が広がった。
*---*
えっ、「ナッツの女王」がいる!ピスタチオが。恐れいりました。「熟した種子を殻果ごと焙煎し、塩味をつけて食用」とする。緑色ですって、ピスタチオグリーン。そういえば、緑色のピスタチオ、食べたことがある、なんで「緑色」と思いながら。
原産地は、イランからアフガニスタン地方を含む中央アジア、と言われている。リンネの『植物の種』(1753年)にも記載されている。現在、イラン、アメリカ、トルコが三大生産地。
ピスタチオも、紀元前6500年ごろから食用に用いられている、とある。堅果類か、炒って食べていたのだろう、最初に炒って食べた少年(に限らず人々は)は感激しただろう。