紫式部はコムラサキを知っていたか:コムラサキの葉序は対生
見出し画像:https://www.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304382
コムラサキシキブの葉の付き方(葉序)は、「対生」で、枝の左右に分かれて1対ずつ生える。
画像:穂音「ぬか床に手のまだ白くある立夏」
コムラサキシキブの葉の縁にはギザギザがあり、「鋸歯」と言われる。しかし、上の方だけ付いている。よく似ている「ムラサキシキブ」は葉の周りほぼ全体に鋸歯がある。
ムラサキシキブは枝が立ち、コムラサキシキブは枝がしなる。
ムラサキシキブの名前は、「紫式部」に由来するが、スウェーデンの植物学者のカール・ツンベルクが命名している。ツンベルクの教養の高さを含蓄している。果実が紫色だが、これには、由来があり、元は「ムラサキシキミ」と呼ばれているとあり、シキミの意味に「密」が含まれている。沢山「実」がなることを含んでいるものと思われる。
*ちなみに、コムラキという蝶がいる。