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ベートーヴェン、英雄・ナポレオンとは
画像:Wikipediaから。ベートーベンは33才当時、ナポレオンは皇帝時代。
※音楽そのものの話ではない。
・交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55 (1803-1804年)
「英雄交響曲」として知られ、ベートーヴェンの中期の代表作。
※「Op.」(オペス、ラテン語の「opus」から来ており、「作品」という意味。55は作品番号。
・フランス革命:1789年-1799年。
1789年:フランス革命が勃発。国民議会の成立やバスティーユ牢獄の襲撃、そして人権宣言(『人間と市民の権利宣言』)が発表されるなど、革命的な出来事がだった。※ここは重要だが!
1799年: ナポレオン・ボナパルトがクーデターを起こし、革命の終息を迎える。
ベートーヴェンは交響曲第3番『英雄』(Symphony No. 3 in E-flat major, Op. 55)を、1803年から1804年にかけて作曲した。ベートーヴェンは、この交響曲をナポレオン・ボナパルトに捧げるつもりで作曲を始めたが、豈図らんや(あにはからんや)、ナポレオンが皇帝に即位してしまった。※1804年5月18日、とある。その後、10年も。知らなんだ。※「ラマルクの泪・アルゴの嘆息」引用は不十分だが。
ベートーヴェンは名前をタイトルから削除した、という。よほど腹に据えかねた以上だったろう。筆舌に尽くしがたい出来事!
フランス革命は、近代民主主義の基盤を築き、貴族制度や封建制度を打破するなど、政治・社会の大きな変革をもたらした、というが。フランス革命の最も重要な点は、「人権と自由の理念」が浸透。※もっと別の表現もありそう。日本語では「民」ではなく、「人」として認識した方がよい。「民」は相対概念に過ぎない。
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