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花の兄はある!、花の弟はある! 花の姉はある?、花の妹はある?
画像:初瑠作「バイクの乙女」
初瑠作「高知城 父と眺めし 花兄かな」
「花兄」(かけい)は、「梅」の古名とある。春、他の花にさきがけて咲くところから来たらしい。大和本草(1709)にも、「梅;万葉集にむめの花、また梅の花」ともいう、とある。※「花の兄」もある。
「花弟」(はなのおとと)は、「菊」の異称とある。多くの花が春に咲くのに対し、遅く、秋に咲くところから来たらしい。
・御室五十首(1198年頃)、藤原季経「ももくさの花のおとととなりぬればやへやへにのみ見ゆるしら菊」とある。※御室五十首(オムロゴジッシュ)は和歌集であり、鎌倉前期の守覚法親王によって編まれた。
「花姉」や「花妹」はなかった。