サツマイモは五島で干されてカンコロ餅に
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長崎県五島といえば、川口春奈を思い出す。サイカイツツジも分布するという。しかし、サイカイツツジは、現地での写真を見たことがない。すでに、植物誌だけに存在するツツジかもしれない。
五島には、教会が多く、新上五島町の「頭ヶ島の集落」を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されている。
江戸時代後期に、五島藩が大村藩に荒地開墾要員の移住を要請したことを契機に、キリシタンが移住して来た。しかし、正に荒れ地で、米を栽培することはできず、辛うじてサツマイモを栽培することしかできなかった。
移住者はサツマイモの保存も考えた。サツマイモを茹でて、干し、「カンコロ」として保存した。やがて、干し芋の一部は、糯米に混ぜ、郷土菓子として「かんころ餅」となった。