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聴すと書いてなんと読む?

聴すと書いてなんと読む?

突然ですが、「聴す」と書いてなんと読むか ご存知でしょうか?

そんなことが紀伊国屋書店の全国ランキングで1位に入った今話題の本に書いてあったので驚きました。

その本の情報は、この記事の最後にお知らせします。

新人著者のデビュー作ながら、発売前から話題沸騰で増刷がかかり、Amazon総合34位になった下間都代子さんの本です。

私も昨日読みました。めちゃくちゃ勉強になりました。そして感動しました。

実は、私も数年前に、この「聴す」という言葉を知り、コミュニケーションを考えるときに本当に大切な言葉だなと思って、2021年にこんなブログを書いてたんです。

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以下私が2021年5月に書いた記事です。

聴すと書いてなんと読む?

数年前 TumblrというSNSで流れてきて知ったのですが、「ゆるす」と読むそうなんです。

さらに調べてみると、

聴には、この他によく知られている「聴く」きく の他に 

「聴す」まかす という読み方・意味もありました。

「人事を尽くして天命を待つ」は


→「人事を尽くして天命に聴す」(てんめいにまかす)」

中国の「読史官見」

からきてるそうです。


ゆるすはゆるすでも、
許可するの許すでもなく、罪を赦すのゆるすでもなく、

聴す
というのは、どういうことかなって私なりに考えてみました。

ああしろ、こうしろと、こちらから指示やアドバイス、誘導、強制するのではなく、自分の固定観念や先入観を一旦脇に置いて、相手の立場や思いに虚心坦懐に耳を傾けて、聴く。

できるサポートはするけれど、最終的な決断は相手に聴(まか)せる。

そんなことなのかもしれないなぁと。


あなたは誰かの話を聴ける人ですか?

私は、なかなか聴けない未熟者だと、
自分のことをそんなふうに思っています。

この聴くという言葉で1番初めに思い出したのは、
ミヒャエル・エンデの書いた「モモ」という児童文学でした。

大学時代に通っていた臨床心理学の研究施設「児童相談所」の中で話題に上っていたんです。


以下 この岩波少年文庫の「モモ」p21からp24まで、抜粋・引用しますね

主人公の小さな女の子 モモの記述です。

”モモはみんなにとって、なくてはならない存在……モモのところには、入れかわりたちかわり、みんながたずねてきました。…… 
みんなはなにかことがあると、
「モモのところに行ってごらん! 」と言うのです。
モモはものすごく頭がよくて、なにを相談されても、いい考えを教えてあげられたからでもない。なぐさめてほしい人に、心にしみる言葉を言ってあげられるからでもない。なにについても、賢明でただしい判断を下せたからでもない。人の心をほがらかにするようなところがあったのでもない。
小さなモモにできたこと、それはあいての話を聞くこと。
話を聞くなんて誰だってできるじゃないかって。
でもそれは間違いです。ほんとうに聞くことのできる人はめったにいないものです。そしてこのてんでモモは、それこそほかにはれいのないすばらしい才能をもっていたのです。

 モモに話を聞いてもらっていると、ばかな人にもきゅうにまともな考えがうかんできます。どうしてよいかわからずに思いまよっていた人はきゅうにじぶんの意志がはっきりしてきます。ひっこみじあんの人には、きゅうに目の前がひらける勇気が出てきます。不幸な人、なやみのある人には、希望とあかるさがわいてきます。……
こういうふうにモモは人の話が聞けたのです! ” 

モモ岩波文庫


優れたカウンセラーとは

瑞宝小綬章を叙勲された大学のゼミの恩師が、
「優れたカウンセラーと言うのは、このモモのように人の話を本当に「聴く」ことのできる人だ」とおっしゃっておられたのを、今から30年以上前のことですが、つい昨日のことのように思い出します。

私たちは、ついつい自分が聴きたいようにしか話を聞くことができなくて、相手の話を最後まで聞くことができなかったり、ねじ曲げて聞いてしまったりしてしまうことがあります。
しっかりとそのまま、まるごと受け止めて聞くことが苦手だったりします。

でも、自分勝手な聞き方で、勝手な生半可な解釈をして「ああしろ、こうしろ」と、こちらから指示やアドバイス、誘導、強制するのではなく、
モモのように、自分の固定観念や先入観を一旦脇に置いて、相手の立場や思いに虚心坦懐に耳を傾けて、聴く
できるサポートはするけれど、最終的な決断は相手に聴(まか)せる

そんなことができたら、ほんとにいいなと
心から、思います。

聴くということは誰にもできるし、1円もかからないことかもしれないけど、すごく大切なことで、人の悩みを解決し、人を癒して元気にすることと思うからです。



今ゆるせない人がいるあなた、その人の話聴けてますか?

「ゆるせない」

そんな感情を持つと、人は心身ともに苦しくなるこがあります。

ゆるすということは、
ゆるせない人のためにするのではなく、
自分を楽にし、幸せな未来を連れてくるためにすること

とも、ききました。

もし、そのゆるせないと思う人の話を、きちんと聴くことができて、その人の思いや気持ち、立場、事情を理解することができれば、「ゆるせない」という自分を傷つける心のトゲが、するりと抜けることもあります。

参考記事 

一見簡単なようで
実は本当に難しくて、でもその人の力を引き出し元気にさせるすごいこと。

「そんなことができる人はめったにいない」とモモにも書かれていましたが、
人の話をほんとうに聴くことのできる人
サウイフモノニワタシモナリタイ です。
(凡人の私にはなかなか大変ですけど)


お待たせしました!私が感動したおススメ本とは?


これです!

誰かから信頼される声と話し方について、
長年磨き、抜かれたプロの技を惜しむことなく、わかりやすく教えてくださっています。

たとえば相槌一つにしても、プロは全然違うんだなぁとものすごく勉強になりました。
こんなことを知っておいたら、一生得するなぁと思うことが満載でした。


そして、初めにも書いたように、ただ話し方のテクニックやノウハウだけではないんです。

コミュニケーションに本当に大切なことが、豊富な具体例を交えて、しっかりとわかりやすく丁寧に伝えられていて感動しました。

信頼される人になりたい、上手に話がしたい
だけではなく、
より良いコミュニケーションをしたいなと思うすべての方にぜひぜひお勧めしたいです。


この本の著者と対談ライブします。


災い転じて福にする秘訣を、
今日2024.5.20正午から、
この本の著者 下間都代子さんからお聴きします。

ご視聴はこちらから

生配信ですので、あなたの質問やご感想などチャットからリアルタイムで承ることができます。

アーカイブ動画も残りますので…
どうぞお楽しみに…💕


お礼

この記事を読んで❤️をつけてくださったあなたのおかげです。


こんなトロフィーをいただきました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。

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