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10X入社1年目の総括日記

10Xに入社して1年が経ちました。コロナ第一波の真っ最中、慣れない在宅勤務から始まった10X生活がとても懐かしく、随分昔のように感じます(初日はwifiが弱くてオンライン会議に参加できないところから始まったのも懐かしい)。

新卒から7年勤めた会社を辞める決断をして、30代をスタートアップで再チャレンジしようと決意したのは、成長に対する漠然とした焦りがきっかけでした。この辺りは転職ブログの中で詳しく触れているので、お時間ある方は少し覗いていただけると嬉しいです。


1年前の10Xは、まだタベリーという献立提案アプリを運営する会社でした。今では事業の柱となっている小売チェーンのECを垂直立ち上げをサポートする「Stailer」はまだ世に出ておらず、導入1社目のイトーヨーカドーさんへのリリース準備に追われている状況でした。

あれから1年、今ではイトーヨーカドーさん、広島のフレスタさん、ライフさん、東北の薬王堂さんとパートナー企業が増え、社員も倍増しています。

この1年を振り返ってパッと思い浮かぶのは、兎に角入社のタイミングがベストofベストだったということです。

外部環境の変化が追い風となっていることは間違い無いですが、一つのプロダクトが世の中に求められている状態を味わいながら、事業の拡大と共に自分を精一杯ストレッチさせ、個人としても会社としても大きく成長していることを実感できていることがなにより貴重だと感じています。

周りから見ると「それ赤木に任せて大丈夫?」と思われるようなことでも、事業が成長しているの中ではチャンスが回ってきます。自分の成長フェーズに合わせて絶妙なを用意してもらっていることで、そこでやれることを見せられれば、次また大きな球が飛んできます。このサイクルが非常に速いので、貴重な成長機会を半自動的に得られています。

また、僕はBizDev1人目として10Xに入社し、最初の8ヶ月は代表の矢本からマンツーマンでフィードバックをもらえる環境にいました。これがとても大きかったです。

創業者がどんな思いでこの事業をやっているのか、事業の価値の源泉はどこにあるのか、パートナーとの期待値調整ではどこを抑えるべきかなど、本や社内ドキュメントを読んだだけでは伝わらない想いや空気感、熱量などを間近で感じ、それを自分が体現しようと試みた結果をフィードバックしてもらえる環境がありました。

この1年でたくさんの学びがあり、成長を実感できている日々ですが、その中でも何が一番大きく変わったか?と聞かれれば、フォーカスする力だと思います。

1日で働ける時間はせいぜい8〜10時間くらいが最大の中で、自分の仕事にどうやってレバレッジをかけるか。それは、重要なことにフォーカスする以外ありません。

大企業で全方位的な働き方に慣れてしまっていたこともあり、やらないことを決めることが難しかったり、タスクが積み上がったときは労働時間で吸収するのが当たり前だと思っていました。

しかし、スタートアップのように少人数で大きな成果を出す組織においては、無駄を極限まで削ぎ落とし、本当に意味のあることに最高の集中力で向き合うことが求められます。まだまだ未熟ですが、この点はだいぶ感覚がわかってきました。

最後に、10X生活2年目をどんな1年にしたいかについて、今考えていることを少しだけ書きたいと思います。

最近は、BizDev人材としてもっと圧倒的な力を付けたいという思いがふつふつと湧き上がってきています。ただ、そうなるための特効薬なんてものはなくて、今自分が担当している仕事をやり遂げること、きっとそこに成長の源泉がギュッと詰まっているような気がしています。

なので、今年度は今見えている担当プロジェクトを完全にやり切ること、その過程でBizDev人材としての足腰を鍛える1年にしたいと思っています。

もう一つ、個人のスループット最大化だけでなく、10XのBizチームのスループット最大化に向けた取り組みも進めていきます。僕自身がこの1年で培った経験や知識しかり、他のメンバーが持っている知見を抽象化して、社内外に汎用的なアセットとして活用できるようにする、これが2年目の大きなテーマです。

自分一人で抱え込まず、優秀な仲間と一緒に良い事業、良い組織を作っていきたい、これが心の底から湧き上がる今の僕の原動力です。

謙虚さを失わず、2年目も頑張っていきます。

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