Tsutomu Akagi

10X, Inc. Biz Dev (2020.Apr~)/三菱商事 (2013.Ap…

Tsutomu Akagi

10X, Inc. Biz Dev (2020.Apr~)/三菱商事 (2013.Apr~2020.Mar)/🇯🇵→ 🇨🇴→ 🇵🇪→ 🇯🇵/慶應大学経済学部/体育会ソッカー部/大宮アルディージャ/東京ヴェルディ/一児の父/育休/サッカーとサーフィンとランニング

最近の記事

10Xでの5年間

2019年6月@丸の内、DCMベンチャーズからのご紹介で10X代表の矢本さんとお茶をした日から僕の10X人生がスタートしました。 その日は僕が少し早く店に到着し、少しすると矢本さんらしき人が入口から歩いてくるのが見えました。 僕は無意識に立ち上がり、矢本さんに向かって「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます」と頭を下げました。すると、 「そんなわざわざ立ち上がって挨拶してくれなくて良いのに。律儀ですね」 これが、矢本さんが僕に発した一言目でした。なぜだか、今

    • 大企業からスタートアップに転職し3年がたったお話

      はじめに2020年4月1日に10Xへ入社してから、丸3年が経過しました。 3年と言えば、中学校・高校であれば卒業、小学校であれば低学年から高学年へと変わる節目のタイミングです。私が10Xへ入社したタイミングで保育園へ入園した長女は、今日から幼児クラスです。 長女はこの3年で身長が31センチ伸び、体重は8kg増え、言葉を話せるようになり、自転車に乗れるようになり、妹ができました。彼女の成長ぶりを見て「はて、自分は何が変わっただろうか」と思いを巡らせています。 3年ぶりに転

      • 感謝されない仕事ほど、”当たり前”という大きな価値を届けている

        この記事は、10X アドベントカレンダーの17日目の記事です。12/1から社員が思い思いの記事を書いてたすきを繋いでいます。自分もそのたすきを@takimoさんから引き継ぎ、@_nauya (udon)さんに渡したいと思います。 ある部長さんの一言もうかれこれ3年ほど、小売(スーパーやドラッグストア)の方々とお仕事させていただいている。そんな中、ある時取引先の部長さんから言われた一言が今も忘れられず頭の中に残っている。 感謝されない仕事… 仕事は誰かに感謝されて当たり前

        • 育休を取らないという意思決定をした話

          突然ですが、年明けに次女が生まれます👏👏👏 3年前、私は長女が生まれたタイミングで3ヶ月間の育児休業を取得しました。そして、年明けに2人目が生まれるこのタイミングで、育休を取るかについて妻とも相談しながら考えてきました。 結論、今回は育休は取得しないことを決断しました。なぜその意思決定に至ったのか、自身が置かれている環境の変化による育休に対する考え方の変化について書いてみようと思います。 ちなみに、2020年の4月にキャリアチェンジと共にnoteを始めて、ビジネス関連の

        10Xでの5年間

          新任マネジャーがスタートアップで苦闘するお話

          こんにちは、10Xの赤木です。気づけば10Xの社員数は70人を超えました。自分が入社した2年前はまだ10人前後だったので、社員数は7xしています。 先日、はじめて10Xの同僚たちとフットサルをしたのですが、緩く声をかけても12名が集まるくらいの組織になったんだなーと感慨深い気持ちになりました。とても楽しかったので写真も載せちゃいます。 僕は半年ほど前からBizDevのマネジャーという役割を担っています。そして、マネジャーって難しいなーと日々思いながら、具体的に何が難しいの

          新任マネジャーがスタートアップで苦闘するお話

          商社パーソンのスタートアップ挑戦について考える

          今日で10Xに入社して丸2年になる。まさに、飛ぶように時間が過ぎるとはこのことだ。あわせて、明日から社会人10年目を迎える節目でもある。 この2年で自分のキャリアも、仕事に対する考え方や生活スタイルも大きく変わった。 あのまま商社に残っていたら今頃自分は何を考え、どんな仕事をしていたのだろう?と想像すると、なぜか笑ってしまう(なぜかは不明)。 きっと与えられた持ち場で頑張っているのだろうと思いつつも、この2年間スタートアップでもみくちゃになりながら得てきた経験はそれ以上に

          商社パーソンのスタートアップ挑戦について考える

          採用活動をはじめて変わったこと

          最近、採用活動に多くの時間を使っている。 どれくらい使っているのだろう?と気になったので自分のスケジュールを集計してみたところ、直近は予定の20%以上が採用関連だった。毎日2時間弱は採用に時間を使っていることになる、なかなかだ。 ふと思い返すと、前職時代は採用活動とはほぼ無縁だった。新卒で大企業に入った自分にとって、採用活動とはせいぜい新卒採用の一次面接を決められたスクリプトに沿ってやるか、学生のOB訪問を受けるくらいだった。 採用活動に本腰をいれるようになったきっかけ

          採用活動をはじめて変わったこと

          1年で10倍になった10X BizDev

          年の瀬、たくさんの人が1年の振り返りを投稿している中、僕も慌てて筆を進めています。 今年内定者込みで10名超となった10X BizDevは、振り返ると去年の年末はまだ自分一人しかいませんでした。文字通り10xです。 これは、10Xがこの一年で大きく変化したことの現れであり、この激動の1年を終えた今の感情を書き留めておかねば、という気持ちで書いています。 そして、“1年前は自分1人だった”とか、”1年でBizDevの人員が10xした”というキャッチーなフレーズは今日までしか

          1年で10倍になった10X BizDev

          2歳半の娘とスタートアップで働く父のお話

          わが家の娘は昨日で生後30ヶ月を迎えた。ふと、2歳半は月齢で見ても節目だということに気づき、せっかくなので最近思っていることを書き留めておこうと思い筆を進めている。 2歳半の娘は、もう赤ちゃんと呼ぶにはデカイし重いし生意気(92cm 16.2kgなので特にデカい、ペラペラ喋る、良く歌う)で、子供と呼ぶには幼稚すぎる(オムツだし、何でもヤダヤダだし、一人じゃ寝れない)、ただそれが絶妙に愛おしい月齢だ。 2歳を過ぎたあたりから、子供は一気に感受性が豊かになる。言葉を理解し、自

          2歳半の娘とスタートアップで働く父のお話

          10X BizDevの最近

          こんにちは、10XでBizDev(事業開発)を担当している赤木です。 最近、カジュアル面談(10Xに少しでも興味がある方と選考関係なく文字通りカジュアルに話す機会)で色々な方とお話する機会が増えてきました。 面談で以下のような質問をいただくたび、組織や自分のことについて振り返るとても良い機会になっています。 ・BizDevとして何に注力しているのか? ・具体的にどんな業務をしているのか? ・なぜ大企業からスタートアップへ挑戦しようと思ったのか? ・10XのValueの一

          10X BizDevの最近

          10Xの同僚から学ぶプロマネ術 - シリーズ②

          こんにちは、10Xで事業開発(BizDev)を担当している赤木です。 今回はプロジェクトマネジメントにおけるミーティングの準備力について書きたいと思います。 このシリーズを書こうと思った経緯は↓のツイートがきっかけです。2月から一緒に働いている同じく10XのBizDev田村さん@TamuraHaruakiから日々学ぶことが多いので、それを言語化しておきたいという思いで書いています。 ちなみに、シリーズ1回目はうまくいったことを仕組み化する力について書きました。良かったら

          10Xの同僚から学ぶプロマネ術 - シリーズ②

          10X入社1年目の総括日記

          10Xに入社して1年が経ちました。コロナ第一波の真っ最中、慣れない在宅勤務から始まった10X生活がとても懐かしく、随分昔のように感じます(初日はwifiが弱くてオンライン会議に参加できないところから始まったのも懐かしい)。 新卒から7年勤めた会社を辞める決断をして、30代をスタートアップで再チャレンジしようと決意したのは、成長に対する漠然とした焦りがきっかけでした。この辺りは転職ブログの中で詳しく触れているので、お時間ある方は少し覗いていただけると嬉しいです。 1年前の1

          10X入社1年目の総括日記

          10Xの同僚から学ぶプロマネ術 - シリーズ①

          皆さんこんにちは。10XでBizDevを担当している赤木です。 2月に田村さん@TamuraHaruakiが10Xに入社しました。1月の吉開さん@_yuki_yに続いてBizサイドでは3人目の入社になります。 田村さんの前職は誰もが知る世界No.1のコンサルティングファーム、McKinsey & Company、通称McK(読み方はマック)。 「McKの人はとにかく優秀」と皆が口を揃えて言うし、実際僕の周りにいるMcK出身&現役の方々は皆さん揃って尊敬できる人ばかりなの

          10Xの同僚から学ぶプロマネ術 - シリーズ①

          信頼は生き物 〜獲得ではなく育むもの〜

          最近、仕事やプライベートで信頼について考えることが多い。理由は3つ。 - 自分のせいである人からの信頼を失ってしまう経験をしたから - 取引先から信頼を感じる瞬間があったから - 自分が信頼していた人から裏切られたと感じることがあったから 人と何かをするうえでは、信頼関係を築くことがなによりも重要だ。ことさら僕が担当している事業開発というロールでは、社内外の人から信頼を得なくては高いパフォーマンスを発揮するのは難しいと強く感じている。 「信頼を獲得する」というフレーズは

          信頼は生き物 〜獲得ではなく育むもの〜

          Biz人材のオンボーディング日記(完)

          こんにちは、最近久々に会う人たちから「なんか人相が変わった」と言われる10Xの赤木です。 コメントがポジティブなのかネガティブなのかはさておき、ここ数ヶ月は人相の変化に負けないくらい中身も変化してきている気がしていています。 10Xという会社に事業開発(BizDev)というロールで入社したのが今年の4月、入社と同時にnoteを始め「Biz人材のオンボーディング日記」というシリーズで、商社からTech系スタートアップに転職して感じる苦悩や学びを書いてきました。 3回目とな

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          商社で学ぶ枕詞の操り術

          先日、僕が働く10Xという会社の社内コミュニケーションツール「Slack」でこんなやり取りがあった。 「午前中バタバタとお疲れ様でした」という枕詞に対し、10Xの代表である矢本の反応が予想外だったのと、他の社員からも「草」や「わかる」の反応が複数ついたので、これを機に「気の利いた枕詞」について少し考えてみた。 ちなみに、「草」の意味がわからない方はこちら。ネット業界に転職するまで僕も知らなかった。草 この日、矢本は朝から外出での面談が立て続けに入っていた。一方、僕は自分

          商社で学ぶ枕詞の操り術