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メルボルンで想うこと

弾丸でメルボルンに行って来ました。
国際ロータリー大会に参加するためです。

私がロータリークラブに入って7年ぐらいたちます。

亡くなった父がロータリー活動に熱心でした。
1997−98年、父がR I 2830地区のガバナーをやった時には、

海外研修に行く両親に協力し、私も実家に留守番に行ったりしていました。

5月のメルボルンは晩秋で、落ち葉が舞っていました。

私は、最短ツアー3泊5日、

それも行きが夜便の朝着シドニー乗りつぎ、
なんと乗り継ぎ便に乗り遅れてシドニー空港で
6時間も次の便を待つことになったので、

結局メルボルンに着いたのが翌日の夜、翌目は大会開会式に出て、
二日目はタスマニアに向かった
グループの人たちと別れてメルボルンの友人に会い、

三日目の朝早くに帰ってくるという、
正味2日間滞在のメルボルン行きとなりました。

しかし、二日目に友人の秋元みどりさん、ヘーゼルウッドまりさんと、
ウィリアムズタウンというメルボルン郊外の街を散策し、

夕食はハーバーのレストランで地ビールにフィッシュ&チップスを食べて、
ようやくお休み気分を味わうことができました。


今回の私のオーストラリア感想は、
「やはり日本はかなり遅れてしまったかも・・」です。

まず、経済的なステータスとして、円が弱いのが
こちらでも強く感じられました。

例えば、ビクトリア州の最低賃金は時給2000円以上なので、
給与も日本の約2倍です。

ですから、売っているものもみな高く感じられますが、
例えばメルボルン市内のトラムは無料だし、

失業者対策としてお掃除の人やタクシー運転手、
スーパーで働いている人たちも、みな最低賃金を保証されています。

また、ジェンダーに対する配慮、
環境保護に対する意識は随所に徹底されていました。

トイレも、女性、男性、ユニセックストイレと、
どこでも3種類かそれ以上が設置されていました。

もちろん、ベビー連れや車いす、ストマ用と、
様々な人たちが使えるように配慮されていました。

環境も、売っている食べ物のオーガニックは当たり前で、
脱プラスチックもとても進んでいます。

一流ホテルのロビーもナチュラルでシンプル、
バスローブもグレーのパーカタイプ、
歯ブラシも再生プラスチックが置いてありました。

ストローも、お水やジュースのパックも、紙製でした。


国際ロータリークラブは、全世界200国以上に
100万人以上の会員がいる奉仕団体ですが、

100年以上の歴史上初めて、今年の会長は女性です。

役員はすべて1年任期なので、年度末の6月で任期が終わる
カナダのジェニファージョーンズさんの1年間の活動報告、

そして世界の会員に向けたスピーチを聞くことができました。

これまでの会長は、なんとなく
保守的で前例踏襲のイメージがありましたが、

ジェニファージョーンズさんは、大きくアボリジニアートの
円環を散らした舞台に真っ白なドレスで登場し、

Imagineと大きく書いた背景の前で、
精力的に世界のリーダーたちと話し合い、

紛争地、災害地を飛びまわった活動を振り返り、
たくさんの映像を見せながら

「この困難な時代において、女性も男性もL G B Tも
すべての人が手をつなぎ、愛と希望をもって行動しましょう!」

と呼びかけました。

Imagine next !!と。

ホストのオーストラリア側も、コロナ禍が開けて
初めての大きな国際大会ということで、

13000人の世界中から来たロータリアンたちを大歓迎。

メルボルン市長も女性で、歓迎のスピーチをしてくれました。

街を歩く人たちも、「あなたロータリー?どこから来たの?」
と声をかけあって写真を撮りあっています。

ちょっとしたお祭りの雰囲気でした。

ロッドレーバーアリーナという、
全豪テニスも開催される大会場に集まった人たちも、

それぞれの民族衣装を着たり、お揃いのジャケットや
ロータリーマークの入ったコスチュームを着ています。

世界の国、地域の名前を呼び上げられる際には、
その国の人たちは皆が立ち上がって、大声で手を振ります。

オリンピックみたい。でも、台湾やシンガポールなど小さな国も
大きな団体で来ていたり、

アフリカの国々が増えていたりで、
経済力の発展を感じさせました。

さて日本。

日本に帰って、出生数が過去最少の77万人です。
国の力は人口ではない、と言われます。

しかし、経済力が落ち込む日本で、活躍できていない女性や、
職につけていない、学校に行くのも困難な若い人たちがまだまだいて、

今後どうすれば明るい豊かな将来像が描けるのか。

ヒントは、女性や若い人の
「経済力」「教育」への投資にあると思うのですが。

女性の健康は、女性だけのためではないのです。

もう一度、そこに帰って私の今後の活動に生かしていきたいと思います。

皆様、特にお金や地位や裁量を持っている方々、
女性と若者に投資してください!


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