埼玉より、シロクマを想う
夏が殺しにかかってきた。
つい先日まで執念深く雨を降らせまくっていたくせに、いきなりの手のひら返し。
梅雨明けがあれほど待ち遠しかったとはいえ、晴天・灼熱・直射日光がこう何日も続くとさすがにげんなりしてくる。
日曜日、目覚めると部屋が暑さに埋もれていた。五感すべてが夏に呻いているのがわかる、そんな朝だった。
「その日 人類は思い出した ヤツら(夏)に支配されていた恐怖を… 鳥籠(部屋)の中に囚われていた屈辱を……」(『進撃の巨人』冒頭シーンより)とひとりごち、シャワーを浴び