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【いなかのねずみが東京で】デパートが開くまで朝の時間を、東京タワーと【増上寺】
⚫︎東京タワーと増上寺のコラボがすごくカッコイイ!
これぞまさに「theトーキョー!theニッポン!」
いなかに住んでるねずみですもの。キャー!とアガるヨ。ワックワク。
バブルな頃に青春を過ごしたねずみは外国にばかり憧れていたけれど、あぁニッポンにもわたしの知らぬ素敵な場所があるんだね。
東京タワーって、すごくイイ。あんなとこきっと昭和の遺物、レトロで行く価値もなしなんて考えていて悪かった。百聞は一見にしかずってこーゆーことネ!風景の中の東京タワーは堂々と赤くて本当に素敵。
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●ねずみのオススメお散歩コース
【浜松町駅】or【大門駅】から、歩いて行くのがよい感じ。
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駅を出るとすぐビルの向こうに東京タワーが見えるので、そちらを目指して大きな通りをまっすぐ歩いて行けばよい。
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方向音痴のねずみでも迷わずたどり着けるでチュー。てくてく歩けば東京タワーがどんどん近く、でかくなる。
通りをまたいで立つ大きな門が
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目指す増上寺の総門で、
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これが「大門駅」の名の由来。
「総門」とはお寺の一番外側にある門のこと。以前は、この門をくぐった先はお寺の境内だったニョだ。今やここは高層ビルやホテルが並ぶ大通り、その都会的な街並みのどん詰まりにお寺がバーンと構えてる。
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「今の日本」と、昔から続く「トラディショナルなニッポン」の融合!いいじゃんイケてるじゃん。とても誇らしい気持ちになる。
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●赤い【三門】と東京タワー。
なんともエモーショナルな景色。いなかのねずみはこんなふうにわかりやすいのが大好きヨ。
三門の正式名称は「三解脱門」さんげだつもん。
浮世絵にもよく登場している朱赤が素敵な門なニョだ。
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theニッポンブラボー!theトーキョーばんざい!と大きく拍手いたいしたい。時間がないなら写真だけ撮って去るのもアリだけど、せっかくここまで来たならば、
●是非ともお参りしなくては。将軍徳川家の菩提寺だし。
お江戸の頃に大層栄えた由緒あるお寺なんだもの。家康公のご葬儀もここで行われたそうですヨ。
参拝だけなら入場料もかからないし、お焼香してお参りすれば朝から心も穏やかヨ。すごく賑やかな観光寺は一人で行くと寂しくてチューチュー泣きたくなっちゃうが、こんな静かなお寺なら、むしろ一人のほうがよい。デパートが開くのを待つ間、都会の朝を過ごすにはうってつけだと思うでチュー。
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三門をくぐり、その先の階段を上った先には【大殿】(本堂)が。
●ハリウッド映画のロケ地にも選ばれる映えポイント
映画「ウルヴァリン SAMURAI」(2013)でウルヴァリン(主人公)が襲撃を受けたのココですヨ。(詳しくは「東京ロケ旅」HPへ→★)
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大殿の隣【安国殿】には徳川家康の念持仏「黒本尊」が安置されている。念持仏(ねんじぶつ)とは身辺に置いて拝む小ぶりの仏像のこと。
●【安国殿】
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家康公が崇拝し、出陣時にも戦場へ抱えて持ち込み拝んでた「勝ち運」抜群!霊験あらたか!黒光りする阿弥陀如来像。
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今は残念、ぴったりと扉が閉じているけれど、毎年1月5月9月の15日に「黒本尊御開帳」が行われるそう。その時ばかりは扉が開きご本尊がお目見えする。
それから【皇女和宮さま】の等身大御像▼が!
ペリー黒船来航で大騒ぎだった江戸末期、皇室から徳川家へと嫁がれてきた皇女様。このとき御年16さい。同い年の家茂公と仲睦まじく過ごしてたのに、家茂公は二十歳で病死。一人残されてしまったニョ。すったもんだで大政奉還。幕府は朝廷の敵である!と攻撃されちゃいそうなとき、江戸城の無血開城のために力を尽くした方ですヨ。歴史のうねりに翻弄された悲劇の姫だと人は言う。
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和宮さまが強く賢くて素敵だった
朝は参拝客も少なくて、係りの方が丁寧に説明をしてくださった。由来や歴史的背景を知ると、展示はさらに面白く俄然興味が湧いてくる。
●朝いちばんのご朱印を
わたしがいただきましたのよ。
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せっかくなので、「安国院殿御朱印」も。中央に徳川家の家紋「三つ葉葵」の印が押されてる特別なご朱印うれちーい。
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神社仏閣を巡るのは京都限定だと思っていたけれど、そうか東京でも行けるのか。と今さら気付いてみたりする。
奥のほうには「将軍徳川家墓所」や「宝物展示室」もあるけれど、そちらは10時からなので今日のところは退散する。安国殿でのお参りや、ご朱印の授与は9時からなので、お参りだけに訪れるなら朝の時間が最適だ。自分のペースで参拝できるし、お金もかからずお参りできて、しかも徳川ゆかりの聖地!けちなねずみにピッタリのお散歩コースでごじゃるでチュー。
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「ル・パン。コティディアン」で朝食→「増上寺」へ
大河ドラマ「真田丸」で(内野聖陽さん演じる)可愛げあふれるチャーミングな家康にメロメロになったわたし。その後「どうする家康」の松潤家康にもキュンときた。よしながふみ「大奥」も読み込んでるし、徳川ゆかりの地をめぐる旅も楽しそう。それから浮世絵や錦絵のロケ地めぐりもしたいのヨー。
わたしの歴史の知識は基本、大河ドラマやマンガから。あの作品で描かれていたゆかりの場所がココなのネ!と、実際の地とつながって史実を知るのも楽ちーい。あのね、どうやらわたくしは歴史をたどる旅が好き。「好き」をどんどん深掘りしてって楽しいことを極めたい。
東京って≒江戸だよね。もっともっと巡りたい。今度は「半蔵門」とか見たい。あれって服部半蔵(@山田孝之スキー)の「半蔵」なニョ?