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140字小説『まっすぐな目』

玄関先で目が合う。

鋭い目は、きっと野良猫であった。
互いにじっとしている。

そんな時、決まって
昔の記憶を呼び起こす。

子供の頃は、人見知りだった。

或る子が私を見つめる。

まるで裸にされたような気になり、
まっすぐな目が怖かったものだ。

野良猫は私を見知ったであろうか、
その場を去ったのだった。

(おわりです、140字)

おはようございます。
お世話になっております。つる です。

猫は、飼い猫も野良猫も
好きなのですが、
特に野良さんの厳しい目つきが好きです。

つる かく🐈

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