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夏の夕暮れと帰り道の余韻を楽しむひと時の記録
外食先で、娘だけまったり最後に食べているのを、ゆっくりお茶を飲みながら待つ時間。
帰り道、車を運転しながら見る夕焼け。
なんてことない時間がすき。
久しぶりのみんなで外食をした日、突然の長いトイレタイムを済ませた娘、
席に戻るや、腹に空いた分、入る。
取り分け置いた特製ハンバーグスパゲティをモリモリ食べ、ミルクコーヒーを飲む(コーヒーはブラックも飲める、大人な娘)
マイペースに食べるも、長いトイレタイムの間にみんなとっくに食べ終えており、あとは帰るだけの状態になっていた。
夫、会計ボタンを押すのを、席に戻ってきたばかりの私は「ゆっくりお茶ぐらい飲ませて」と、阻止。
夫はせっかちである。
より正解には、自分都合のせっかち
(頷く人はわかるであろう。)
自分が早く出たい(出発したい)が為に、後部座席に乗っていない私は1度ひかれそうになったり、
自分の服を選ぶやいなや、「カゴ、レジに置いてるから」と言い、(レジの人も迷惑よね。そのスペース)
こちらのことをかえりみない”せっかち”。
自分で自由にできない時間が我慢ならない人。
かたや、私は案外そんな時間も楽しめる人。
(もちろん、時と場合によりけり。)
夫は段取り命。
私は寄り道も苦ではないタイプ。
夫、そのくせ自分内決めつけが多く、(ディスりw)目的地に着いたらお店が定休日だったとか、時間外であったことはよくある話。調べもしないで「やってるやろ」で行きつき、不機嫌になるという迷惑な人である。
だが、自分には甘い。
(いるでしょう?いるいる。)
一体なぜそんな人と付き合っているのかと訊かれそうである。(実際、よく訊かれる)
娘が産まれて夫は変わった。徐々に。
そして私も変わった。
でも変わらないこともある。
基本はやっぱり変わらない。
ただ、変わるのは他者との折り合いをつける意思と、表現方法と、自分の感情との向き合い方。
もしずっと夫が変わらなかったら、きっと今も一緒にはいない。生き残るのは優秀なやつではなく、変化できるやつだと言ったのは、進化論の話だったか...
なんてことない夕焼けの道のドライブ、
案外好きである。
この一定の時間。家へ向かう帰り道の空気。楽しかった時間の余韻。夏の夕暮れ。
山奥に住んでいた頃を思い出す。
街からの帰り道、40分超えの山道をドライブ。
空はだんだん暗くなり、たまに鹿を見かけたり、長い帰り道に娘は寝入り、なんでもない話をした。まとまった一定の、そこにある時間。
ただゆったりとした、他愛のない時間。
そんな時間が、案外、私は好きだ。
誰かにとっては無駄で不毛な時間と感じる時間、同時にそれは、誰かのそうでない時間であるかもしれない。
お互いの時間とお互いの好きを理解し、尊重できると素敵よね。
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