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化粧ブランドから家具販売会社まで!?新規参入が加速するウィッグ市場

資生堂が参入 医療用ウィッグを共同開発

2022年11月1日。

資生堂は、NPO法人JHD&C、アデランスと3者共同で、頭髪に悩みを持つ方に向けた医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)55,000円(税込み)』を開発したと発表しました。

販売価格は55,000円。ボブスタイルで年齢や男女の区別なく使用できるのが特徴で、軽くて乾きやすい人工毛を使ったウィッグです。

資生堂トップヘアメイクアップアーティスト、神宮司芳子さんがヘアデザインを監修し、フロント(顔周り)の分け目を簡単に変えられることや、自然に見える生え際とつむじ、さらに耐熱の人工毛髪にすることでアレンジをしやすくするなど、アデランスと共に細部にまでこだわった仕様を実現しましたとのこと。

資生堂はこれまで、ウィッグ専用美容室なども運営されており、そこで培われた技術や経験をもとに、3社共同で「幅広い世代の方に。できるだけリーズナブルに。おしゃれなヘアスタイルアレンジを実現していただくために。」をコンセプトに開発を進めていったとのことです。

このように社会貢献活動の一環として、ヘアドネーション事業、医療用ウィッグに参入する大手企業が近年増えてきています。

家具販売からウィッグ販売へ

株式会社関家具は、福岡県に本社を構える家具の総合商社です。

2021年9月に、関家具はウェルネス事業として、「You are ENOUGH.(ユア・イナフ.)」というブランドを立ち上げ、ウィッグの販売をスタートしました。

人の住まいだけでなく、暮らしや生き方を応援したい。

そういった想いで立ち上がったブランドでは、国内メーカーの高級人工毛を使用。本物の人毛のように自然でメンテナンスがとても簡単でファッションアイテムとして手軽なウィッグを販売しています。

価格は10,000円程度〜とお買い得。

写真を送るだけで似合わせカットとスタイリングまでを提案、商品をお届けするというEC完結型のセミオーダーメイドシステムのサービスを構築しています。

新興の波が続々と

これまでウィッグ市場は古くから創業された老舗メーカーによって支えられてきましたが、近年では、ウェルネス領域、美容・健康領域と、幅広い分野からの参入によってウィッグ市場がさらに活性化する動きが出てきています。

また、現役の美容師によるウィッグブランドや、個人でブランドを立ち上げる動きも出てきています。

カリスマ美容師 川畑タケル氏監修「natuwig+」
人気インフルエンサー「ハゲカノ」さんが立ち上げた「nejiko」

今後、ますますウィッグがファッションアイテムとして世の中に浸透していくことを望みながら、私自身もその波に乗り遅れないよう、自分のブランドを創っていければと思う今日この頃です。

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