まずは1件目。
前回の献血できない事件(大袈裟)から数か月経った頃、会社の健康診断で要検査の紙を初めてもらった私。その時の結果が、ヘモグロビン値9.1。前回よりも下がっていました。
病院があまり好きではないのもあるでしょうが、婦人科を探すのが面倒で、おざなりになっていました。家族に聞いたり、友人に聞いたり、会社の先輩に聞いたり。でも「ここが絶対いいよ!」という場所が見つからず、仕事の多忙さを理由にずるずると日にちが延びて…
とりあえず検査には行かないといけない、という意識はあったので、かかりつけの病院(内科)へ行くことに。
血液検査をしてもらったところ、月経直後の検査だったためか、ヘモグロビン値が7.9。鉄剤を処方してもらったのは良いものの、これでは解決にならない、と思い婦人科に行くことを決めました。
そんな中でも日常はやってきて、月経もやってきます。
仕事の日は痛む前に鎮痛剤を飲み、吐き気止めのオレンジジュース&鉄分を多く含んだと書いてある飲み物(効いてるんだろうか?)を買い、なるべくお弁当は豚肉が入ったものにしていました。なんたる対処療法!!
唯一、間違いないのは吐き気止めにオレンジ100%ジュースは効きます。(柑橘系なので身体が冷えてしまうのが難点。常温で飲んでました。)
今なら「そんなことまでしなくても、辛いときは休んでおきなよ。」と私自身にアドバイスをしたいところです。
病院へ行きたい気持ちはあれど仕事が年末年始なども重なり繁忙期で、やっと病院に行くことになったのは2018年の4月でした。(貧血と発覚してから半年も経ってる…。)
ある日、いつものように仕事をしていたのですが、
●立っていられないぐらいにふらつきが酷い
●鎮痛剤(市販薬)を飲んでも痛みが治まらない
という状態だったので早退して病院へ直行することにしました。
ですが、その日は土曜日。なかなか病院が見つかりません。
その中に1件だけ土曜日診療をしてくれるK病院を発見。午前中のみの診療だったので、急いで電話をして初診でも大丈夫かを聞き、病院へ向かいました。
いざ着いてみると、院内は少し古いながらも広々として綺麗で、受付の方の応対も割と普通な印象。
ふらつきながらもまずは診察をして、採血と内診をすることになりました。
担当医の方は結構年配な男性(60代ぐらい)で、話す物腰は柔らかかったのですが、いざ内診をしたら…「めちゃくちゃ痛い!!」
それでなくても生理痛が、痛み止めを通り越してズキズキと攻めているというのに、そこへ追い打ちをかけるかの如く、容赦なくグリグリと…。
時間は短時間でしたが、診療後に泣きたくなるほどダメージを負いました…。(ちなみに他の病院の内診は、少し痛くなる程度か全然痛くないので、初めての方もご安心ください。)
とりあえず診察は済み、漢方薬と鉄剤を処方してもらい、「また1週間後に検査結果が出るから来てください。」ということで帰りました。
一週間後、結果を聞きに病院へ。ここでの血液検査の数値も出ていたと思うのですが、書類が見当たらず…ヘモグロビン値8前後あたりだったかと記憶しています。
そんな検査結果を担当医と話していたら、彼は言ったのです。
「子宮の中は綺麗だから、このまま鉄剤と漢方薬を飲んでいきましょう。」
(え!?こんなに痛いのに異常が無いの!?嘘!!)心では思いつつも言えない私…では、なぜ経血量は多いのか?
「そういう年頃だから、出産すれば自然と治るよ。」
…いやいやいや、今のところ出産予定なんか全然ないんですけど…。出産希望ならもっと早く病院来てたでしょうよ。え、このまま我慢ですか?…と言う気力も無く、そのまま病院を後にしました。
もちろん、まったくの誤診でした。怖いものです。
薬は一か月分。鉄剤&胃薬・痛み止め・漢方薬を処方され、私はそれを信じて飲み続けていました。鉄剤は効いているはずなのですが、出血量は収まりません。意を決して来たのに…。そして、そのまま2・3か月通いました。
田舎ではこれでも現役で産婦人科医をしている医者がいるのです。産科の看護婦さんがいい人なんだろうな…。
セカンドオピニオンの大切さを知りました。
そして、症状がまったく良くならない私は、次のA病院へと変えたのです。
次回へ続きます。