わたしという「オンナ」 2
女として生きるのって
息苦しそうだな。
幼い頃のわたしには
世界はそんなふうに見えていた。
次第に
少し視野が広がって
生意気にも
「女の権利ばかり
主張するのも好かないな」
とも思うようになった。
もう少し
大人になってからは
男の抱える息苦しさにも
目は向くようになった。
どちらにしろ
わたしは
「生きるのは息苦しいこと」
そう自分の潜在意識に
インプットしたのだろう。
世の中は
未熟で
暗澹としていて
多くの問題を抱えている。
そんなふうに感じていたように思う。
歴史の授業が好きだった。
図書館で伝記を読むのも好きだった。
女性のライターや作家の
記事や小説も好んで読んでいた。
決まって
目に止まるのは
女性にまつわるエピソード。
キュリー夫人
アンネフランク
紫式部
ヘレンケラー
平塚らいてう
マリーアントワネット
卑弥呼
クレオパトラ
ジャンヌダルク
マーガレットサッチャー
与謝野晶子
最近なら
上野千鶴子さんや
伊藤詩織さん
はあちゅうさん
あまりにもいろんなジャンルの人を
雑多に並べすぎだし
まあまあ偏りもあるだろうが
(敬称もどうしたらいいんだか迷った)
まあそんなかんじ。
そのチョイスをするのがわたしだ。
時代に翻弄される
彼女達の生き様に興味があった。
同時に
わたしはどう生きるんだ
と、自問自答していたのだと思う。