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人見知りのオタクがパーソナルトレーニングに通ってみた話③

身体が硬すぎる件

初回セッションは食事指導からだった。その後、残った時間でストレッチの指導をしてもらった。

身体が、硬い。硬すぎる。トレーナーさんも苦笑するレベル。なのに何故か股関節は柔らかかった。これは昔からで、あのあぐらかくみたいな座り方して前に倒れるストレッチはめっちゃ倒れられる。謎。身体のことは本当によくわからない。

まずは身体を柔らかくすることも目標のひとつになった。

目標設定

初回のセッションが終わったあと、トレーナーさんから「とりあえずの目標を決めましょうか。どこまで減らしたいですか?」と聞かれた。
今までそれなりにダイエットしようとはしてきた。とはいえ、全てネットやテレビからの情報を適当にやる自己流。一ヶ月で8kg落として生理こなくなってすぐリバウンド…なんてこともあった。だからどのペースで落とすのか、自分がどのペースなら無理なく落としていけるのか、全くわからなかった。

「えー…っと、どのくらいなら無理なくいけますかね?」
「そうですね…六月中に85kg切る、ならいけると思います!」

開始したのは6/13。半月でおよそ-3kgほど。
目標も決まった。できる自信は正直全然なかった。ただ落とすだけならできるかもしれないけれど、落とす=落としたまま維持、でもあるわけなので。

早速人見知りを発揮した件

人に接する仕事をしている割にはだいぶ人見知りなので、最初はトレーナーさんたちにもだいぶ人見知っていた。いや、未だに若干してる。初回のセッションは緊張しすぎてあんまりよく覚えていないくらい。あとかなりビビリでもあるので、疑問とか不安があっても、質問がなかなかできずにいた。最初の頃は少し話して無言…説明受けて少し話して無言…みたいなのが続いていたので、黙々と言われたことをできないなりにやっていた気がする。

ところでわたしの通っているジムは食事指導だけは担当がついて、それ以外のセッションは3人いるトレーナーさんのスケジュールから自分で自由に予約を入れていく、というスタイルだ。食事担当とセッション、全て同じ方に見てもらっている方もいれば、全くランダムにセッションを受けている方もいるそうだ。わたしも後者で、自分のスケジュールに合わせて選んでいるので、お三方それぞれのセッションを交代で受けている。

Aさんは、体験レッスン、初回レッスンとお世話になった食事指導担当でもあるトレーナーさん。普段はあまり話さないのに、筋肉の話になるとすごく饒舌になる方。Aさんとのセッションではマシンを使ったトレーニングが多めで、ごくたまーにHIITトレーニングも行う。

HIITとは、高強度インターバルトレーニング(High Intensity Interval Training)の略で、強度の高い運動と、少しの休憩を交互に繰り返し行うトレーニング法のこと

Bさんはドがつく人見知りの私にほとんど人見知りをさせなかったすごいトレーナーさん。いつもにこにこしていて雰囲気も柔らかいのでついついいろんなことを話してしまう。Bさんとのトレーニングは、機械はあまり使わず、重りなどの器具を使うセッションが多い。

Cさんは人気のトレーナーさんで、なかなか予約が取れません…。ほどよく厳しく、優しいプロフェッショナル。Cさんとのセッションはストレッチをしっかりしてから、下半身、特にお尻をやることが多い。

実際にジムに通う前、ジムのトレーナーさんと喋れる気が全くしなかった。ジムに通っている人、トレーナーさんはとてもキラキラしているイメージだったし、通っているトレーニーさんのイメージも、アメリカの大学にあったジムでみた光景によるど偏見で、いつも同じ人がいて、どちらかといえばいわゆるウェイ系で、トイレや更衣室の鏡の前を陣取り、ずっと自分の写真を撮っている、そんなイメージだった(アメリカのジムで見た光景によるド偏見)。けれど実際に通ってみたジムではそんなことはなく、楽しく話す方たちもいれば自分のペースで通う方もいて、一人でもとても通いやすかった。トレーナーさんもインストラクターさんも程よい距離感で声をかけてくれる。そもそも個室だし、共有スペースもいつも綺麗で不快感は全くなかった。いいジムに出会えたんだと思う。

なのに、人見知りすぎていつもきょどっている。ようやく普通に話せるようになったのは2ヶ月とすこしすぎてからだと記憶している。質問や器具のわからないこともいまだに聞けていないとんでもないチキンである。前述の通りいい人ばかりなのに「今更聞くなんて・・・」という謎の羞恥心に駆られてそのままである。あーあ。

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